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ひすとり先生のチャレンジノート

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中高教員が、授業・学級経営・職場でのやり取りでの試行錯誤をまとめます。 教員の働き方、生産性をあげて自分の心を満たす時間をふやしていきたい。 教員を目指す方、同職の方、子供や教育…
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#チャレンジ

自己紹介| 『7つの習慣』と教師とわたし

はじめましてこんにちは。私は、学校の教員として働いている女性です。社会科教員として地歴分野を中心に教えています。 noteを細々と始めて2年が経ちました。もともと文章を書くことが好きで、誰かと考えを共有することが好きだったので始めたのですが、今では自分自身の思考整理ツールとして救われている大切な場所となっています。 どのくらいの人が今までのnoteを親身に読んでくださってるのかは分かりません。でもせっかく続けているのだし、改めて自己紹介を書いてみようという気になりました。

先生も学び合いたい#3

今日は先生が、学び合いに参加していることのメリットを、期待を込めてお話ししていこうと思います。 この記事を書いている人: 現職教員としてはたらく20代。教育改革や職場改革に奔走するも、心身不調により休職経験あり。教育についての自分の経験や科学的情報、心身安定に関する情報を発信しています。 本日からオンラインゼミ受講スタートです。先日記事に書いた通り、私はみんなのオンライン職員室と言う、オンライン研修サービスに申し込み、その中の1つである「学習する学校」と言うオンラインゼミ

「先生の説明がわかりやすい」の落とし穴

今日は生徒の「説明が分かりやすい」の言葉に満足してませんかと言うお話。 この記事を書いている人: 現職教員としてはたらく20代。教育改革や職場改革に奔走するも、心身不調により休職経験あり。教育についての自分の経験や科学的情報、心身安定に関する情報を発信しています。 考えのきっかけは生徒の言葉 先日、久々に生徒の前で授業をしました。 めちゃくちゃ緊張しましたし、復職後1発目だったので、自分の精神状態がどうなるかと言う心配点もありました。 しかしふたを開けてみれば、まるで休

続・先生こそ学びあいたい〜オンライン講座「学習する学校」で感じた、3つのこと

今回は、昨日参加してみた「みんなの職員室オンライン研修「学習する学校」のプレ講座」を通じて感じた、3つのことをお話しします! (参考:この講座を受けるに至った経緯は、こちらの記事に書きました。) 1. 受講内容のアウトプットをする威力、実感まず強く感じたこと。 実際に話を聞きながら、アウトプットする機会が複数回あるだけで、こんなにも緊張感を持ちながら有意義に講座を受けることができる! 私は普段、授業中に子供たちが学んだ内容をアウトプットする時間をいくつか設けているので

スタートラインは「わたしが教育すれば変わる」と思わないこと。

他人のマインドセットを変えるなんてことは、教育にはできない。 可能なのは、マインドセットを変えたいと願う人たちの"場"をつくることくらいじゃないだろうか。 ある研修でメモしていた、立教大学・中原教授の言葉を読み返して、どきりとしてしまった。 今日はこの言葉の意味と教員の在り方について考えていきたいと思います。 成長マインドに変えることが使命だと信じていた私はここ数年、子供や職場にいる先生たちのマインドセットを変えたいと言うことを目標に努力を続けてきました。 マインドセ

先生こそ、学びあいたい。

今日は、「学びあいをする場に身を置いてみたい」という話。 思考の整理用noteですが、同志がいたら嬉しいなぁ。 アウトプットを続けると、インプットがしたくなるnoteの毎日投稿を続けて、あと1週間で2ヶ月になります。 ある程度まとまったアウトプットを続けていると、より上質なインプットが欲しくなってくることに気がつきます。アウトプットには、学びの動機付けにも繋がるのかと身をもって体感です。 読書を通じたインプットはちょっとずつ行っています。 主に、仕事の生産性をあげる系の

先生が、noteのおかげで音声入力の威力を知った話。

今日のテーマは音声入力の威力を知ったよと言う話。 最近休職中に比べて、格段に時間がない。もちろん当たり前のことではあるんですが、復職してからと言うもの、自分がやりたいと思っていることに充てる時間が格段に減った。 特に一番大きな削減となったのが、noteの記事の執筆である。すきま時間を縫っては、ちょこちょこパソコンでメモを取ったり、携帯にアイデアの記録を取ったりしているが、まとまった文章としてを記事を練って投稿すると言う時間がなかなか取れずにいる。 さてどうしたものかと困

アウトプットするチャンネルを増やしてみて気づいたこと。

ずっと自分に自信がなかった。正直、今だって自信なんてない。 だから、私が考えたことを誰かに伝えることなんて、できないと思っていた。 だってこわいから。否定されたらどうしよう、とか思うから。 それが膨れ上がった結果、心がパンクして、休職することになった。 そこで私は、noteという街で自分発信することにしてみた。 そしたらーーーー *** こんにちは。何となく勢いで、エモいプロローグ的な始まりとなりました(笑) 
今日は、自分の考えを発信するチャンネルを増やしてみて

先生、漢字の「とめ」「はね」に苦しまないで

突然ですが、みなさんは次の漢字のどちらが正解かわかりますか? 正解は… … … … 「どちらでも良い」です!!!!! どちらが正解?と聞くこと自体、「問い方の罠」にかけてしまっていますね。 すみません。 今日は、そんな漢字にまつわる正誤から考えた教育についてお話します。 漢字の「とめ」「はね」ができなさすぎ!と怒る先生考えの発端は、 過去に自分が聞いた先生からのお説教。 漢字の小テストについてこんなことを言っていたんです。 みなさん、「とめ」とか「

「テスト用紙を見直したい」教師が再デザイン

今日は、note記事の引用から学習のデザインを考えるという話。 ジマタロさんのこの記事に、朝から目から鱗、鱗です。 教師にとって、テスト用紙とか、自作の授業プリントとか、板書とかって、自分がうけてきたものを再生産しがちです。 というより、わたしがそうだった、と白状したいと思います。 一度ゼロベースで、目的にそって考える。 その重要性にあらためて気付かされた瞬間でした。 記事から学んだ「テスト用紙のデザイン」という視点この記事では、テスト用紙のデザインの中で見直すべきポイ

先生、感情を書き出せる練習します。

約1ヶ月ぶりのテキスト投稿です。 この間に、本当に本当に色々なことが起こりました。コロナ対策に伴う休校措置を筆頭に、生徒のこと、教員の突然の異動など、未曾有の変化に迫られています。 わたし自身、自分の影響が与えられる領域と、関心を寄せることしかできない領域の区別はだいぶできていて、必要以上に動揺していないつもりでした。 しかしここ数日、思考停止になる瞬間があまりにも多く、自分の心と身体の状態に危機感を覚えるようになったのです。 考えたいこと、行動したいことは無限にある

先生のモーニングルーティン

最近よく聞く言葉、モーニングルーティン。 自分はいつも何してるかな?とふと疑問に思ったので整理してみます。先生だから、これをやるということではありません、かなり個人差があると思いますので悪しからず。 なんちゃってマインドフルネス瞑想前にも同じような記事を書きました。詳しくはこちらをご覧ください。 ギリギリまで寝ていたい、けれどギリギリで起きると心が穏やかじゃない…。そんなめんどくさがり屋な葛藤を解決しようと始めたのが、アプリをながら聞きして朝の準備をするという、なんちゃ

授業 〜到達目標は最初に作る

久々に、授業研究です。来年度の授業づくりをしています。前回のnoteに書いたように個別化×到達度に近づける授業を目指して考案中です。今日は、到達目標の観点を書いていきます。 〔前回のnoteはこちら〕 到達目標を示すのはなぜ?これまで私は、課題やテストなど成果物が出てはじめて評価を与える、後付け評価を行なってきました。しかし、よく考えてみると、この評価は「評価のための評価」にすぎないのでは、と考えを改めはじめています。つまり、先生が成績表をつけなければいけないから、つける

授業 〜個別化×生徒主導×達成度基準

『ブレンディッド・ラーニングの衝撃』の衝撃授業と学習指導の悩みを解決すべく、本を乱読しています。その中で、衝撃だったのが、マイケル・B・ホーンとヘザー・ステイカー著(小松健司 訳)『ブレンディッド・ラーニングの衝撃』です。 この本では、従来の「一斉講義型授業」を「工場型モデルの教育」と言い、変化スピードが早く個人のニーズが多様化する現代に必要な教育のあり方とのギャップを説いています。要するに、社会に合わせて学校のあり方が大きく変わる転換点にいるというのです。 一斉講義型に