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とりあえず気が乗らなくてもやる、というのは田中みな実師匠からも学んでいた

前編「フリーランスライターが燃え殻さんのラジオから学んだこと」からの続き。

私にとって文章=仕事なので重く考える節もあるが、振り返ってみれば微力ながら続けている習慣もあった。

習慣化というのはおこがましいというレベルですが

・毎日30分韓国語
・週1プールで1km泳ぐ


韓国語は新作映画のニュースを原文で読みたくて。強制力がないと続かないので、Duolingoの通知をオンにして、とりあえず100日連続記録を目指している。30分のつもりが気づけば23時50分になっていて、滑り込みで5分だけやる日も増えてきたけれど、まあ良し。

泳いでいるときは村上春樹が憑依している

プールは体型維持のため。体重は落とさなくていいので、というかむしろ落とさずにキープして筋力だけつけてとずっとトレーナーに言われていた。でも腕立ても腹筋もそんなに続かないしで、何か楽しんで運動できることをと探していた時に、たまたま子どもと一緒にいったプールで楽しさに目覚めた。

得意な平泳ぎだけ、他の泳法はなし。200m泳いでは300m歩きを2セットやって1km、これを30分で終わらせる。プールの休憩時間が毎55分からなので、それまでに上がって着替えを完了する。プールから家まで自転車で10分なので、家から水着を着て出て、泳いで着替えて髪も乾かさずに帰宅して1時間以内に完了する、というゲーム感覚にもはまって、8月末からずっと続いている。

だんだんと泳げる距離が伸びてきて、今は300m泳いで200m歩くのを2セット、体力と時間に余裕がある時は3セット。1.5km以上泳ぐとその後一切仕事にならないので避けている。自分の体力のサイズ感みたいなものがちょっとずつ見えてきたのが楽しい。愛読書でもある村上春樹のエッセイ「走ることについて語るときに僕の語ること」にもとにかく体を動かす、つらくてもやるという記述があって、頭を空っぽにしながらも春樹のストイックさが憑依してうっとりしている瞬間がある。

「ジムがめんどくさい時はめんどくさいというテンションで行く」

そんなに楽しくても、やっぱりまあめんどくさい瞬間はある。大体のことがめんどくさい人間なので仕方がない。それでもさらに「行くか」と腰を上げられるのは、田中みな実のあるインタビューを読んだおかげ。

■ジムに行くのが面倒なときはどうしていますか?
それでも絶対に行きます。面倒くさいテンションで行って、その日はストレッチをメインにやったり。そこでキャンセルしちゃうと次に行くのがもっと面倒くさくなっちゃうから、腰が重くてもとにかく行くだけ行ってみる。そうすると、そこから何かが見えてくるから。なんでもそう、やると決めたからには続けないと。

https://www.biteki.com/life-style/body-care/717276

ダルい、動けないと思ってもシャワーを浴びていると意外とやれるなって感じで1km余裕で泳げることもある。春樹ではなく田中みな実のストイックさもなかなか役に立つ。毎日水を3L飲むという師匠の金言はチャレンジ3日目で挫折しましたが。

見えない景色が見えるというのは文章も同じで、書くのがダルいと思っている瞬間が長いほうがダルかったりする。何より、そもそも仕事自体は韓国語、プール同様に好きでやっている。身体の筋肉量はまだまだでも継続の筋肉量は多少増えてきてので、この勢いで仕事しようか、本日も。

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