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思考の枠にハマっているから、上手く行くし、失敗するし、歴史は繰り返す

誰だって、努力したら報われたいし、やればやるだけの成果は欲しいし、何よりも周りから認められたいと思うのは当たり前です。特に一生懸命やっている人は尚更そのような思いは強いでしょう。

ところが、空回りする人も結構多いのではないでしょうか。スキル的には周りより優れているとしても、それだけでは人から評価されることはありませんし、ましてや重用されることはありません。

何かがズレている

それはやはり何かがズレているのだと思います。基本的に私達は考えて行動していません。特定の思考の枠にハマった状態ですので、自分では考えているつもりでも、自動的にいつでも同じ選択をしています。ですので、そもそもズレた思考の枠に囚われていると、どんなに頑張ったところでいつも同じ結果が現実には立ち現れます。

逆に、上手くいく人はいつでも上手くいきます。周りにもそのような人はいませんか?
「あの人はなぜいつも上手くいって周りからも評価されるんだろう」というような人です。この人も特別考えて行動しているわけではありません。たまたまその環境に通用する思考の枠にハマっているだけです。

私自身、若い頃は誰にも負けたくないと思い、ガムシャラに仕事をしていました。20代の頃はそれでも全然問題なかったですし、それなりに認められていましたが、段々通用しなくなりました。自分自身の思考の枠と、年齢が上がるにつれて周りが私に求めることが変わってきたからです。


自動的にいつでも同じ選択をしている

まずはこの「自動的にいつでも同じ選択をしている」という事実を知ることです。

この思考の枠は、子供の頃からの、親の影響、身近な人たちの影響、それに伴う経験等によって、思考の枠が出来てしまいます。無意識のレベルですので、そう考えるのが当たり前とさえ思っています。

これは、良いとか悪いとかいうことではなく、ただ自動的に「そうなる」というだけだと思います。

ですので、先ずは自分の思考の枠に気付いた方が良いと思います。一番手っ取り早いのは、個人セッションを受けることでしょうが、自分だけでも気づくことはできます。

アウトプットを記録し観察する

アウトプットが大事というのは良くききますが、そのアウトプットも振り返らないとあまり意味がありません。ブログやポッドキャストなど、その時々の自分の生の思考をアウトプットし、客観的に振り返られる仕組みにしてしまうのが効果的だと思います。

私の場合はポッドキャストをやっているおかげで、その時々に自分が何を考えているかが記録として残ります。編集の際に聴くことになりますし、完成版も通して聴きます。そうすることで、どのような思考の枠に囚われているか、また、思考のトレンドも把握することが出来ます。

日常生活やビジネスの上で上手く機能している思考の枠はそのままにしておきますし、上手く機能していないものは思考の枠を少しずつズラしていくか、応急処置的な対応をして、上手く機能するようにします。

いずれにせよ、気づくことが大事だと思います。また、この思考の枠は個人的なものだけでなく、集団としてもハマります。特に集団の枠は「一般的には」や「普通は」という言葉で覆われてしまうので、特にわかりづらいものになっています。

ですが、集団の枠にハマるからこそ、歴史は繰り返されるのだろうと思います。特に良く耳にする情報、目にする情報には気をつけたいものですね。

この思考の枠は取り外すことは出来ません。常に形を変えて何らかの枠がハマります。ですので、質の高い情報に触れることで思考の枠を柔軟にすることも大事だと思います。

ポッドキャスト「考働チャンネル」では新しい思考の枠を作るお手伝いをしていますので、是非いちど聴いてみてください。


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