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2030年目標は根拠のない事業計画

普段、ESGとかSDGsとかコーポレートガバナンスコードとかTCFDとかPRIとか言っている人たちがこれを称賛する矛盾。

ESGのGはガバナンス。日頃から経営層に対して透明性だ説明責任だ実効性だ成長戦略だと色んなことを要求しているのになぜこれを持ち上げるのか。

もしも売上高100億円の企業が、

もともと立てていた2030年目標の売上高500億円も厳しいんですけど、目標を上げろ上げろと言われるので思い切って1000億円を目指します!
根拠はありません!

と言って説明責任を果たしているのでしょうか。投資対象になるのでしょうか。もしもこの事業計画を信じて投資して、2030年に損をしたら文句を言うのではないでしょうか。または短期的に株価が上がって売り抜けられたらよいのかもしれませんね。

普段ESGとかSDGsとか言っている人たちはこれ批判しなきゃダメでしょうに。自分たちが儲かればよくて、企業のことも地球環境のことも全く考えていないことの現れです。

日本の(世界も)温暖化対策は緩和策に偏り過ぎています。
しかも原発反対、石炭火力輸出反対、オールEV化など矛盾だらけです。

緩和策は、原発再稼働と小型原子炉新設、高効率石炭火力発電への置き換えやダムの嵩上げによる水力増強など経済合理性を伴う範囲で最大限行いつつ、無謀な脱炭素などは目指さないことです。
そして必要な予算を確保した上で、核融合や水素活用など次世代に向けた技術開発、さらに都市の高台移転や水害対策などの適応策に振り向けることが必要です。
カーボンニュートラルなんて絵空事を語っている間にどんどん時間とお金を浪費しています。子どもたちの未来を暗くしているのは誰でしょうか。

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