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山本五十六の教えで人生を変える

今回は、山本五十六の格言を紹介します。山本五十六とは、太平洋戦争時の日本の海軍の中では最高の指揮官でした。そして、山本五十六の人間性は本当に素晴らしく、多くの部下が山本五十六の凄さを語っているそうです。そのような山本五十六の格言を私なりにベスト3にまとめてみました。

第3位 やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。

この言葉は、会社の経営者や子育てにおいて、非常に重みのある言葉であると感じる。従業員を育てるには忍耐が必要だ。従業員に任せるよりも、自分で行ったほうが明らかに早く、効率的だと思えることがある。(私もアルバイトを指導するときに、よく思ったものだ)しかし、そこで自分自身が行ってしまうと、従業員は育たないばかりか、やる気を失くし、会社を退職してしまう可能性が出てくる。そうなると、逆に会社は人材不足になり、経営が厳しくなる。私の場合は、上手くいっている限りは、どんなに作業が遅くても、何も言わずにすべて任せることにした。すると、少しずつではあるが、自分なりに考えて、工夫して仕事を行うようになっていったものだ。子供においても同様なことが言える。子供は大人から見た場合、作業効率は悪い。しかし、それが理由で、大人がすべてのことを行ってしまうと、何も考えない子供が育つ。子供たちは時間がかかっても、自分で行動する力を身に着けさせる必要がある。親は大変ではあるが、自分の子供を信じて多くのことを任せてみましょう。子供が成長するにつれて、大きな変化を起こしてくれるだろう。

第2位 どんなことでも部下の失敗の責任は長官にある。下手なところがあったらもう1度使う。そうすれば必ず立派にし遂げるだろう。

この言葉を聞いて、北京オリンピック時の、野球の星野監督を思い出した。北京オリンピックの準決勝の韓国戦でG・G佐藤選手がレフト・フライを落球し、そのまま日本代表は敗戦し、金メダルの夢は届かなかった。そして、翌日の3位決定戦のアメリカ戦でもG・G佐藤選手を先発起用したのだ。北京オリンピック後に星野監督はG・G佐藤選手のアメリカ戦の先発の理由を訊ねられたとき、「このままでは彼は選手として終わってしまうから」と答えている。私は、その時星野監督の偉大さを感じた。部下が失敗しても、その失敗をすべて背負い、さらに部下が挑戦できる環境を作ってあげることが本当の心の大きな人間ではないだろうか?

第1位 苦しいこともあるだろう。言いたいこともあるだろう。不満なこともあるだろう。腹の立つこともあるだろう。泣きたいこともあるだろう。これらをじっとこらえてゆくのが、男の修行である。

この言葉を知ったとき、鳥肌が立ったのを覚えている。そして、今でもその言葉を書いて、額縁に入れている。人生において、不満や泣きたいこと、腹の立つこと様々なことが起こる。そこで、怒りや悲しみの感情を爆発させるのではなく、我慢することで人間として成長できると考えている。そして、人間として成長していくことで、器の大きな人間となり、部下や後輩など自分よりも下の人に対して、広い心を持って接することができるのではないだろうか?私は、このような人間になりたい。

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