大きなものを見る

　毎日、さまざまな出来事が起こります。人が行動し、誰かと関わる限り、避けることはできません。起こること、自分にとって良いこと、自分の思い通りにいかないことなどさまざまです。自分にとって良いことばかりであれば、人生を楽しいものと思えるのですが、total的に考えると、自分にとって思い通りにいかないことの方が多いように思います。そして、誰もが悩み、不安になるものです。
　そのようなとき、大きいものを見る。そうすると、自分の悩みや不安が小さく感じられます。私は以前、仕事に悩みを感じていました。自分の理想通りに事が運ばなくて、焦っていたのだと思います。そのようなとき、京都に行きました。ただなんとなく時間があったので、お寺に行きました。そのお寺は本願寺です。本願寺の建物大きさに圧倒され、自分がいかに小さい人間かと思い、悩みや不安が消えたとは言いませんが、気持ちがすごく楽になった過去があります。
　小さいものには小さいものの魅力がありますが、大きいものにはパワーを感じます。大きな川、大きな建物など見ていて元気になります。
人を疑うことなく、親しくなれる日本に生まれたことは、奇跡であり、それだけあれば生きていくには十分なのかもしれません。