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【連載小説】私、悪役令嬢でしたの? 侯爵令嬢、冒険者になる ~何故か婚約破棄されてしまった令嬢は冒険者への道を選んだようです、目指すは世界最強!魔王討伐! スキルは回復と支援しかないけれど……~
117. 令嬢、凱旋する ④ デニーが苦笑いを浮かべながら、謝り続けるストラスとカエルみたいに頬を膨らませているマリアに言った。 「別にシンシアが言っているからって訳でもないんじゃないかな? これは現王、僕の父上たちの嫌らしい考えが多分に含まれているみたいだね…… ストラスのダキア家とシンシアのタギルセ家は共に国王派の家柄、対してアメリアのバーミリオン家は王家に継ぐ実力者、貴族派のトップだからね…… 事実バーミリオンの家名が出てくるのは最後の辺りだけだろう? 全く、そこ
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【連載小説】私、悪役令嬢でしたの? 侯爵令嬢、冒険者になる ~何故か婚約破棄されてしまった令嬢は冒険者への道を選んだようです、目指すは世界最強!魔王討伐! スキルは回復と支援しかないけれど……~
60. 令嬢、常識を教える ③ デニーが誰憚る事無く滂沱の涙を流しながら答えたのであった。 「な、なんと! ここが民たちの悲しみや苦しみを救う、救世の場所、その真っただ中だったと言うのですね! エマ! 私はこの立派な幼児に何と声を掛けて報いれば良いのですか? 教えてください! 」 熱い、情熱の塊のようなデニーの声に答えたエマの言葉はこうであった。 「まあ、デニーったら、先程お教えしたでは有りませんか、ほら、串焼き屋さんで♪ 」 デニーはハッとした表情を浮かべた