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詩)ケチャップ

目玉焼きにケチャップをかけるとか
正気の沙汰かと思ったけど
オムライスにはケチャップをかけるから
“なし”じゃないなと思えるようになったし

あんたは百足の親戚かって思う位に
馬鹿みたいに靴を買うけど
下駄箱を買えば済む話だし

多分、小さい事をあげたらキリがないほど
違和感だとか文句は山積みなんだろけど
そんなのはお互い様って話で
色々と怒って喧嘩もあるけど
笑ってくれていたら嬉しい訳で

気付いたら今まで生きてきた半分以上も
一緒に過ごしている訳で
この先、何年一緒にいられるかなんて
わからないけど
大抵の事は許せる様になった訳だし
代わり映えのない生活だけど
猫もそこそこ元気なわけで
このまま、こんな感じで暮らしていけたら
それが幸せなんだろうなって思えたのは
梅雨が開けて
空が晴れ渡っていたからかも知れない

ケチャップをカーペットの上にこぼしちゃって
ガッツリとシミになったけど
笑って許してくれるよね