詩のまとめ

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詩)凡人

あがく あがく 天井のない部屋 太陽と青い空が頭上に広がり 右も左も見渡す限りに幾つもの扉 …

詩)ルリシジミ

雑路の人混みを縫うように 瑠璃色の蝶は舞う 誰も蝶には目をくれず ただひたすらに歩いていた …

詩)馬鹿になれた日

グランドから蜃気楼が立ち昇る あまりの暑さに景色は揺れる 此方のことなどお構いなしに 頭の…

詩)花火

夜空に花火が上がる 素直に綺麗と思えた日も 疎ましく思った日も 自分の都合などお構いなしに…

詩)蚊  

寝苦しい暑さに 不快な羽音が重なり 静寂の時間を奪う 苛立ちを晴らす様に両の手を叩く 危な…

詩)海月

真っ暗な水槽の中を ゆらゆらと海月が舞う 黒に白が艶かしく ゆっくりと降りてきて また、何…

詩)夏

蝉の抜け殻 入道雲 氷水の入った桶にサイダーの瓶 屋台の焼きそば、ソースの焦げた匂い ガヤガ…

詩)夏の終わり

蝉の声も疎らになって 波の音は昨日と変わらぬ律動を刻む 海辺ではしゃいでいた子供達も いつ…

詩)幸せなら手を叩こう

幸せなら手を叩くのか 手を叩くから幸せなのか よくわからなくなって耳を塞ぐよりは 訳も分か…

詩)集まって弾ける

点と点は宇宙に無数に散らばる 時折、囁くように話をしたり 少し近づいてみたり 点と点が結ば…