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【Netflixオススメ】国内ドラマで社会の裏側を学ぼう!

お疲れ様です。台風が迫ってきているので、お天気には要注意ですね。

今日はNetflixオススメのドラマについてお話ししていきます。

僕は最近、Netflixで国内ドラマを観まくっています。8〜10話ものであれば1〜2日で見終わるくらいのペースです。

ドラマや映画は、「息抜きをするため」「ストレス発散」など…主に娯楽目的で観ると思うのですが、作品の中には日本社会をリアルに描いているものも多いので、すごく良い教材になります。

今回は印象に残った作品と、見どころをご紹介していきます!

フルーツ宅配便

田舎のデリヘル店が舞台の作品。
デリバリーヘルスというと、ホテルや自宅に女性をデリバリーし、性的なサービスを行う風俗店のこと。

フルーツ宅配便というタイトルは、風俗嬢たちの源氏名がすべてフルーツの名前だから。
イチゴ、みかん、スモモ、グァバといったかわいい名前で面白さがありつつ、彼女たちをとりまく人間模様やバックグラウンドが描かれています。

見所は、店長役の濱田岳さんの世間知らず感と暖かいキャラクター、そして仲里依紗さんの風俗嬢役がすごい!もう、普通にいそうな感じです。

そして内容的に着目したいのは、女性の貧困とセックスワーカーとの密接な関わり。中村淳彦さんの著書も読んでいると、より理解が深まります。

スカム

2009年、リーマンショック後に社会問題となった「振り込め詐欺」をテーマにした作品。

ノンフィクション作家の鈴木大介さんの著書「老人喰い」が原作となっており、就職氷河期や失業、リストラなどの渦中で、振り込め詐欺に染まっていく若者が描かれています。

僕は2020年の今だからこそ、この作品を観ることに意味があると思っています。理由としては、生活に困窮している状況ほど、冷静さを欠いて目先の報酬を求め、まもなく善悪の境目を見失う。
ドラマの主人公・誠実(まこと)の「もう普通には戻れない」というセリフが象徴しています。

日給数十万で詐欺の片棒を担いでしまった、学生の「闇バイト問題」を見る限り、このドラマはもはや他人事ではない。
タイトルの「スカム」は、汚物という意味。汚物を生む要因はどこにあるのか、考えさせられます。

夢を与える

女性芸能人をとりまく業界の闇にスポットを当てた作品。

芥川賞作家でもある綿矢りさの小説を原作とし、WOWOWでドラマ化されています。

主人公は天才子役からトップスターに上りつめるハーフ系女性芸能人・夕子。彼女のスキャンダル映像がSNSで世界中を駆け巡るところから始まり、その背景にあった複雑な家庭事情が明らかになっていきます。

蜷川実花監督のドラマ「FOLLOWERS(フォロワーズ)」や映画「ヘルタースケルター」を観た方なら、イメージが湧きやすいと思います。

見どころは、保護者たちはどのように子役の裏で動き、彼ら彼女らを育てていくのか。そして、恋愛や反抗期などの多感な時期を芸能界で生きるという心境。今でいうと女性アイドルたちと重なる部分があるかもしれません。

「夢を与える」というタイトルは、子役時代の夕子が、将来の夢を聞かれたときに用意しているコメントの雛形。トップスターとしての使命感のようにも、世の中に迎合しているとも取れるが、その本心は何か。
小松菜奈さんの演技力にはビビります。

オススメの国内ドラマを紹介しましたが、いかがでしょうか。
外出自粛の今、ぜひドラマで勉強してみてくださいね。

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