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チャーリー・ワッツのハイハットがとても “シック” だった♬

25日 水曜日、奥さんとドライブ中にカーラジオをつけたら「昨日(24日)、誰かが亡くなった…」そんな会話に出くわした。

どうやら大物ミュージシャンらしい。

ん?誰だろう?

ラジオを聴き続けた。

ローリング・ストーンズの名ドラマー!!
チャーリー・ワッツだった!!

「えっ!!!?」

思わず大声をあげた。

少し経ってから、ジワリジワリと悲しみが…

そして、10代のときにストーンズを聴きまくっていた…あのころを思い出した…


「悲しみのアンジー」でのハイハットの使い方が、とてもシックでね♬

中学3年のとき、友だちの家に何人かで集まってストーンズのレコードを聴いていた。

時は1979年。ストーンズは前年にアルバム『女たち』を大ヒットさせノリに乗っていた(ていうか、彼らは常に乗ってたんだけど 笑)。

『女たち』を聴く。そして過去の名曲も聴きまくる。「おっ、こんないい曲があったんだ!」と、新たな発見が生まれる。そんな中、アルバム『山羊の頭のスープ(1973年の作品)』に収録の「悲しみのアンジー」にたどり着いた。

僕らロック小僧は、当時はストーンズ以外では主にハードロックを聴いていた。ハードロックはド派手なドラマーが多い。例えば、レッド・ツェッペリンのジョン・ボーナム。ディープ・パープルのイアン・ペイス。彼らと比べるとチャーリーは地味。でも、それがなんか “カッコイイ” というか “クール” というか。淡々とドラムを叩いている姿がイイ。

みんなでそんな話をしている時に「悲しみのアンジー」の名場面を見付けちゃったんだ!

1分56秒のところ。ミックが囁くように「アンジっ」って歌うのよ。その直後にチャーリーのハイハットの「シィッ!」っていう音が!

この「シィッ!」っていう音なのよ!これこれ!

なんていうのかな~?この独特のセンスがたまらないんだよね。他のドラマーにはない感性。

みんなで「うひゃ~これいいねぇ~!」って盛り上がったものだ。マニアックだけどさ、こういう隠れたところに気がつくのってイイよね(笑)

■ ザ・ローリング・ストーンズ 「悲しみのアンジー」

※ 1分56秒のところだよ! ハイハットの「シィッ!」(笑)
  因みに、3分32秒のところでも聴けるよ。


ストーンズとの出会いは中学2年。ラジオ『軽音楽をあなたに』から、ほぼ全ての曲を録音して聴きまくった(^○^)

僕が洋楽ロックに目覚めたのは中学2年(1978年)のとき。最初に聴いたのはキッス。次にクイーン、次にビートルズ。そしてローリング・ストーンズだった。

当時、『軽音楽をあなたに』という NHK FM のラジオ番組があって、様々なロックアーティストを紹介してくれていた。この番組の凄いところは、そのアーティストのほぼ全ての曲を紹介してくれていたところなんだ。

毎日、平日の16時から2時間くらいの放送だったかな?ビートルズ特集が続いたり、ストーンズ特集が続いたりで、1曲1曲を録音しやすいようにしてくれてた。

当時はFM専用の雑誌が売っていて、その雑誌に『軽音楽をあなたに』で放送する曲目が全部載ってるんだよ。だから、カセットテープに録音してパッケージに曲目も全部書いて。ほんと、至れり尽くせりだった。

『軽音楽をあなたに』では、ビートルズもほぼ全曲録音して聴いたんだけど、ストーンズのほうが好きだったな。

ビートルズは正統派な感じでね。それに対してストーンズは不良っぽくてラフな感じに惹かれた。“つかみどころがない” 感じにも惹かれた。

チャーリー・ワッツも “つかみどころがない” のが、魅力のうちのひとつだったな!


ミックとキースが “わんぱく” でいられたのは、チャーリーがいたからだと思うんだ(笑)

ミック・ジャガーとキース・リチャーズ。彼らはステージ上で自由に暴れまわった。そして、私生活でも自由に暴れまわった。

ステージ上では、彼らの後ろに常にチャーリーがいた。

チャーリーは、彼らを観察しながら淡々とリズムを刻む。チャーリーの刻むビートが、ミックとキースを包み込む。決して意図して包み込もうとしているのではない。無意識に…自然体で…そうさせているのだ。

それは、私生活でも同じ。チャーリーの存在そのものが、ミックとキースに安心感を与えていたのかもしれない。

だからこそ、ミックとキースは “わんぱく” でいられたのかもしれない。

世界最高のロックバンド! ローリング・ストーンズ!


==最後に==

チャーリー♪

ステキなリズムをありがとう♪


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