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新庄剛志監督「優勝なんか目指しません」→ これこそ「でないといけない」からの解放だ!

11/4 プロ野球・日本ハムの新庄剛志監督は、就任会見で「優勝なんか一切 目指しません」と言い放った。
素晴らしい! 明言だ!

  *

「優勝を目指す」と言ってしまうと「優勝しなければいけない」になってしまう。

「優勝しないといけない」=「でないといけない」

そうなってしまうと、心の矢印が「優勝しなきゃ」に向かい過ぎて、“ 野球をやる本来の目的 ” から外れてしまうのではないか。

みんな 野球が大好きだから野球を始めた。
野球が「本当にやりたいこと」なのだ。

「本当にやりたいこと=野球をやること=野球を楽しむこと」

このシンプルな図式が素晴らしいパフォーマンスを生む。

「大好きな野球を楽しむ」
「楽しむことが質の高い練習につながる」
「質の高い練習で野球の技術を向上させる」
「向上させた技術を駆使して その日の試合に臨む」
「その試合で最高級のパフォーマンスを発揮して勝つ」

その時 “ その一瞬 ” に “ 最高級のパフォーマンス ” を発揮!
それは発揮しようとして出しているのではない。
無意識に自然と出ているのだ。

みんな 超一流の選手。
“ 最高級のパフォーマンス ” を発揮できる。

  *

しかし…

「優勝しないといけない」という「でないといけない」になってしまうと、心の矢印が本来の目的と違う方向に向いてしまう。

「でないといけない」になると、結果を求め過ぎてしまう。
結果を求めすぎると本来の目的を見失ってしまう。

「でないといけない」になると、物事を実行する行為が “ 義務 ” になる。
“ 義務 ” になると心が窮屈になり、技術の向上に限界がでてくる。

「でないといけない」になると、重いものを背負いこむことになる。
当然、心と体に力が入る。
力むと、良いパフォーマンスは発揮できない。

そう思ってならないんだ。

  *

新庄監督は
「一日一日、地味な練習を積み重ねて…」
「何気ない試合 何気ない一日を過ごし勝ちました」
「勝った、勝った、勝った、勝った」
「それで9月あたりに優勝争いをしていたら、さあ!優勝を目指そう!」
と、語った。

彼のブレない姿勢がステキ過ぎる!

とにかくやるべき時は「今」。
心の矢印は「今」へ向かう。
余計なことは考えない。
今!この瞬間をやる!
今!この瞬間を楽しむ! 

そう感じて、勇気を与えられた。

  *

僕はこの会見の前日(11/3)に、たまたま野球を例に出して「でないといけない思考」をやめよう!と語った。
その記事もリンクしておく。


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