面倒だけど避けてはダメなこと
今回は、「法律関係」についての個人的な意見を書きます。
「個人的な意見」なので、浅い認識の部分もあることを先に謝罪しておきますm(__)m
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皆さんが「著作権」について知っていることはなんでしょう?
「剽窃はダメ」
「出典・引用の表記が必要」
「商用目的で他の方の権利を侵害してはいけない」
いろいろありますが、創作活動・執筆活動をされる方々は、定期的に知識を更新しないといけません。
ですが、「法律」って面倒くさいですよね。日本は「法治国家」と呼ばれることもあります。ここで勘違いされている方もいるかもしれませんので、一つ確認しておきます。
「人」は「人」と比べても平等ではありません。「法の下に平等」なのです。
はい、ここで既に矛盾がありますよね。よくよく考えてみてほしいのですが、「法の下に平等」に扱うと「不平等」が生じてしまうのです。
会社の経営者と労働者は平等でしょうか?賃貸住宅の貸主と借主は?金銭の債権者と債務者は?男性と女性は?大人と子供は?
こういったケースには、「特別法」が適用されます。ざっくり言うと、「一つの法律だけだと生じてしまう不平等を是正する法律」です。
つまり、「法治」するには「矛盾」を埋めるために更なる法を創り出していかないといけなくなるので、自然と増大していくのです。これが、「法律」に対する抵抗感に繋がっていると私は思います。
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ところで、皆さんは「プレイステーション」をご存知ですか?SONYから発売されているゲーム機です。今は「プレイステーション5」まで出ていますか?長いことゲームをしていないので間違えていたらゴメンナサイ。
今から20年以上前、SONYは小売店に対し「プレイステーション」ソフトの販売に制限を掛けていました。記憶が確かなら、中古販売の禁止もしていたと思います。
この行動は、「著作権」に照らすと、「自身の著作物に関する権利を守るための主張」に感じませんか?
…これ、法律に詳しい人、世事に詳しい人には、突っ込まれそうですが、ニュアンスを伝えたいのであって、「真実を記述」しているわけではないので、各自で情報の精査をお願いします。
話が逸れましたが、上記のSONYの行動は「独占禁止法」に抵触するとして処分されました。自由価格を認めたのです。
…んー、「著作物に関する権利」はどこまで主張出来て、どこまで保護されるのでしょう?
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漫画やアニメの二次創作を考えてみましょう。
これって「著作権」的に黒ですか?白ですか?
過去の判例を鑑みると、「グレーゾーン」です。線引きに必要なのは「作品へのリスペクト」なんだと思います。(ここからは国内の話として書きます)
詳しく知りたい方は検索すれば、山ほど判例が出てきますが、基本的に「著作権」で争われるのは、「利権の侵害があるかないか」なのだと思います。
「利権」これが厄介なんです。
二次創作では、「公衆送信権」をはじめ、さまざまな権利を侵害しているのは事実です。しかし、それにより作品の売上が伸びた場合、その増収部分の権利は誰のモノでしょう?
結果的に「持ちつ持たれつ」ということで、黙認されているのが現状ですが、著しく作品を貶めると判断された場合は、然るべき措置が待っているので、そういった活動をされている方は、要注意です。
詳しく書くと長くなるので、端折りまくっていますが、「note」で投稿活動をするにあたり、最低限の知識は持っておいて損はないので、みんなで気をつけましょうね、という話でした。
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ちなみに、二次創作から続く「n次創作物(三次・四次…といったモノ)」に対して、「ブロックチェーン」技術を用いて、「著作権」を保護しようとする流れがあるそうです。
ですが、これ、「n次創作者」にとっては賛否ある動きだと個人的に思います。特にサブカルチャーのクリエーターにとって、作品は「売るためのプロダクト」ではなく「自己表現のプロダクト」の面も大いにあると思うのです。
もっとも、私はクリエーターではないので、これ以上は語れませんが、興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか?
というわけで、話題のチョイスに失敗した感がありますが、今回の投稿は以上です。
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