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SNS疲れとは、現実との距離感のズレから始まるのではないか?

まずは「SNS疲れ」の定義を確認しましょう。

ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)やメッセンジャーアプリなどでのコミュニケーションによる気疲れ。長時間の利用に伴う精神的・身体的疲労のほか、自身の発言に対する反応を過剰に気にしたり、知人の発言に返答することに義務感を感じたり、企業などのSNSで見られる不特定多数の利用者からの否定的な発言や暴言に気を病んだりすることを指す。
(デジタル大辞泉より)

スマートフォンやパソコンを使用すると、身体には思っている以上の負荷がかかっているようです。

私は現在、かつてないほどの首の痛みで、横が向けません(>_<)。

セルフチェックでストレートネックになっていないか調べてみましたが、予備軍との判定だったので、しばらくは意識的にケアしていきたいと思っています。

このように、身体的な疲労感だけでも、なかなかにシンドイのですが、精神的に疲れてしまうと、元の状態に戻れるかも怪しくなってしまいそうです。

ということで、今回はSNS疲れについて書いていこうと思います。

最後までお付き合いいただけると幸いです。

ヌイグルミ・テディベア・距離・離れている・ソーシャル・悲しみ

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さて、今回掲げる仮説ですが、あなたはパーソナルスペースという用語をご存知でしょうか?

「パーソナルスペース」とは心理的な安全地帯で、他人に侵食されると不快に感じる空間のことをいいます。パーソナルスペースの広さには個人差があり、また対象との関係性や心理状態によっても変化します。
(人事労務用語辞典より)

誰しも、好きな人とは近くに居たいし、嫌いな人とは距離を置きたいと考えるでしょう。

また、親しい間柄でも、気分が優れないときにグイグイ来られて困ったことのある経験もあるのではないでしょうか?

このような「他人との距離感」をパーソナルスペースと呼びます。

私は、精神的にSNS疲れを引き起こしてしまう原因の一つに、このパーソナルスペースが関わっているのではないかと考えています。

女性・ピンぼけ・手を伸ばす・ソーシャルディスタンス・手・触れ合い

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個人的な意見ですが、パーソナルスペースには2種類あると考えています。

それは、物理的な距離と心理的な距離です。

一般的に他人と関わるときには、この二つの間に、そこまでのズレは生じないと思います。

しかし、SNSなどのオンライン上の関わりでは、この物理的な距離と心理的な距離が、大きくかけ離れることがあるのではないでしょうか?

例えば、普段の生活では人見知りな方が、バーチャル空間で積極的に他人とのコミュニケーションを図ってみたり、常に誰かと一緒にいる生活をしている方が、SNS上で孤独を感じた場合、現実世界と仮想世界との間にギャップが生じ、精神的疲労感を強く感じるのではないか?と思うのです。

技術の進歩とともに、確実に現実世界と仮想世界の境界は薄れています。

どちらの世界の自分も、本当の自分であり、二つの世界でのギャップが大きいほど、心理的な均衡が崩れ、メンタル不調になると思うのです。

では、どうすれば解消できるのでしょうか?

一つはデジタルデトックスという手段だと思いますが、精神が乖離するほどに二つの世界で自我がズレている場合は、仮想世界の自我を、より本来の自分から引き離すことも有効ではないかと私は考えます。

マネキン・白い・数体・空間・仮想空間・非現実的

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現実世界で自我を変えてしまっては、自分の存在を否定してしまうことに繋がりかねません。

しかし、仮想世界の自我を変容させることで、「これは自分ではない」と認識させ、自分ではない存在と決別する、長期のデジタルデトックスへと移行できるのではないでしょうか?

突発的にSNSから離れようとしても、余計に気になってしまうことは誰しもあると思います。

ですから、段階的にズレてしまったパーソナルスペースを調える必要があると思いますし、それは「どちらも本当の自分として生きる」という曖昧な線引きよりも、仮想世界の自分を客観視できるレベルにまで引き離した方が、後遺症が少ないのではないかと思うのです。

もちろん、SNSとの付き合い方は千差万別なので、必ずしも適応する方策ではないと思いますが、物理的・心理的なパーソナルスペースを意識することは、SNS疲れを引き起こさずに済む手段になり得るのではないでしょうか?

…あくまでも、仮説であり、個人的な見解でした。

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ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。

今回の投稿は以上です。

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