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過去記事の後日談⑨

人間は、受動的な行動よりも能動的な行動に価値を見出そうとする。

…このように語ったのは、他でもない私自身です(笑)。

今回は、過去に投稿した「セルフ・デスマーチ(仮)」を掘り下げてみたいと思います。

最後までお付き合いいただけると幸いです。

余談ですが、さすがに一年前の投稿は、自分で読み返してもヒドイ内容だと感じました(笑)。

ヒドイと感じられるようになったということは、少しずつでも、成長している証拠だと願いたいものです…(;´・ω・)。

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さて、下記は総務省「平成29年通信利用動向調査」に掲載されていた「AIの普及に対して企業が従業員に求める能力」という資料です。
(出典:総務省「平成29年通信利用動向調査」2018)

総務省「求められる能力」

上位二つについては、共通点がいくつか存在し、そのうちの一つが、冒頭に記載した「能動的な行動」だと思います。

業務の遂行というのは、一見すると「与えられた仕事を遂行する能力」と考えてしまいますが、個人的には「与えられる仕事を予測し、前もって準備する能力」だと考えています。

職種や職場によって多少の違いはあるでしょうが、スピードが求められる現代のビジネスにおいて、受動的な対応をしていては、あっという間に社内評価が下がりますし、企業としても競争優位性が損なわれます。

製造現場では昔から言われることですが、「速く正確に」と「正確に速く」は別物であり、現代には「速く正確に」が適していると考えられていると思います。

男性・ビジネス・スマートフォン・企画・プレゼンテーション・提案・プロット

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また、「企画や資料は6割ほど完成させたら、すぐに提出する」という考え方があります。

これは、6割程度ならスピード重視で作成できることや、修正依頼をかけられた場合に部分修正で済むというリスク回避、そして、上司などにアドバイスをもらう体制を構築することで、ブラッシュアップが主観に依存しなくなるなどのメリットがあるものです。

「正確に速く」は、改編が難しくなるリスクがあるので、「速く正確に」にも通ずることですが、作業のオブジェクト化・コンテンツ化という概念を用いることで、リスク回避に繋がると考えています。

言葉は難しく感じるかもしれませんが、要するに作業を最小単位にまで分解することで、応用できる部分を抽出しやすくする手法です。

例えば、厳密には違うかもしれませんが、「肉じゃが」と「カレーライス」では、使用する野菜や工程に類似性があります。

①野菜を切り、②お肉(や玉ねぎ)を炒め、③鍋に投入する工程は類似しているので、④味付けで軌道修正することが可能です。

これはビジネスワークでも同じです。

イラスト・スライド・プレゼンテーション・PC・資料作成

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例えば、よく使用する統計データをスライドに落とし込んでおけば、そのスライドは、他の資料に使いまわすことができます。

ビジネスメールで署名を登録しておくことも、毎回のキー入力を省略するオブジェクト化と言えるでしょう。

このように、作業を漫然とこなすのではなく、将来を予測し、作業を簡略化するには、「能動的な行動」が不可欠です。

これをしておかなければ、「塵も積もれば山となる」という言葉があるように、一つ一つの細かな作業が自分の首を絞めることになりかねません。

では、話を「セルフ・デスマーチ(仮)」に戻します。

1年前に比べ、時間当たりの作業量は向上しています。

それは、単純に作業スピードが増しているということではなく、予測し、準備してきたからこそ、可能になっているものだと自己分析しています。

ですが、業務遂行能力が向上するということは、必ずしも時間に余裕ができることとイコールではありません。

より準備する時間が増すケースもあり、現在の私は、まさしく将来的な時間短縮のために、今の時間を削っている最中だったりするのです( ̄▽ ̄;)。

男性・ビジネス・自宅・作業・ワーク・ラップトップ

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マニュアルやテンプレート、トークスクリプトは、将来的には役に立ちますが、初期投資する「時間」という資源を、かなり消費します。

なんとか6割の出来で提出しては、フィードバックを受けてブラッシュアップしていますが、これって完全に属人化…(;゚Д゚)。

維持費(ランニング・コスト)を押さえるためには、初期投資(イニシャル・コスト)にウェイトを置くことが必要ではありますが、そこには、能動的かつ主体的に動く意思が不可欠です。

「セルフ・デスマーチ(仮)」は、他者によって課せられた「デスマーチ」に比べ、自らの意志で行っていることもあり、ストレスにはなりにくいですが、自分でつける価値と他者がつける価値にギャップが生じやすいので、万人に受け入れられる概念ではないですね(笑)。

コンサル業や企画・提案業務、または営業などで食べていきたい方は、挑戦してみるのもいいかもしれませんね。

保証はしませんが…(笑)。

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あ、うれしいお知らせをいただきました‼

あなたのスキのおかげですm(__)m。

ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。

今回の投稿は以上です。



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