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ビジネスにおける「主体性」は、あなた自身を助ける大切な能力

まずは主体性の意味から見てみましょう。

自分の意志・判断で行動しようとする態度。
(デジタル大辞泉より)

…あ、ついでなので自主性も調べておきました。

他からの干渉や保護を受けず、独立して事を行うこと。
(デジタル大辞泉より)

もはや定番のテーマですが、改めて上記の二つの言葉の違いから、主体性が推奨されるのかを考えて行きましょう。

最後までお付き合いいただけると幸いです。

ビジネス・キャリア・階段・ビル・昇る・ステップアップ

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主体性というのは、大なり小なり誰もが生まれながらに授かっている能力だと思います。

その能力を自ら意識するだけでも、ビジネスやキャリアといった社会生活を上手に切り抜けられることが可能だと思います。

それでは、いくつかの例から、なぜ主体性があなたを助けるのかを一緒に考えて行きましょう。

まずは新人時代によくある、上司や先輩への対応についてですが、少し古いデータではありますが、下記を参照して考察していこうと思います。

参照データの出典元は【総務省「平成29年通信利用動向調査」(2018)】となります。

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…どうでしょう?

あなたはどの能力をどの程度持ち合わせているのか、自己分析できますか?

ここでは主体性と自主性についての明示はありません。

ですから、両方の視点と上記のデータを紐付けて考えることで、その違いは明らかになるでしょう。

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業務遂行能力とは、与えられた業務について責任を持って最後までやり遂げる能力のことです。

さっそく、これを主体性と自主性の二つの視点で見ていきましょう。

あなたは上司から何らかの指示があった場合、どのように行動しますか?

「この指示書に沿って、期限内に終わらせて、終了時には報告してほしい」

自主性に任せて業務遂行を行うことは、「他からの干渉や保護を受けず、独立して事を行うこと」ですから、個人の能力に大きく左右されます。

鑑賞や保護を受けないということは、最悪の場合、途中で軌道修正をしなければならない場合も、自己判断のみで行動することになるので、成果物が見当違いになる可能性もあるのです。

一方の主体性では、「自分の意志・判断で行動しようとする態度」とあります。

これだけの言葉を読み解こうとすると、あまり自主的との違いは感じられないかもしれません。

主体性のケースでは、前提条件として「自分の意志・判断」を上司や会社の方向性と擦り合わせる初動が行われると、個人的には考えています。

ビジネス・キャリア・ミーティング・会議・セッション・チーム・打ち合わせ

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会社の理念や方向性、大切にしているもの。

上司の価値観やイメージしているゴールを共有すること。

主体性とは、情報を収集して自分なりに咀嚼し行動することを指すと思うのです。

自主性は、与えられた情報に沿って行動するので、アクシデントに弱かったり、考える余地が狭い…といった状態でしょうか。

「主体性=考えてから行動する」

「自主的=行動してから考える」

最近ではPDCAサイクルは時代遅れだとして、圧倒的なスピード感を持つために「Do=行動」に重きを置く傾向にあると思います。

ですが、そこには前提条件として経験則や事前準備としての情報収集があることを忘れてはなりません。

例えば、先に掲載したグラフの「企画発想力や創造性」で考えると、より顕著かもしれません。

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企画を練るというのは、過去のデータや市場調査など、さまざまな情報をもとに行われるものです。

自主性を重んじることは、自分一人の脳でしか考えませんが、主体性に重きを置くと、自分の判断を拡張するために、多くの人から情報を搔き集めようとします。

結果として、より市場の動向にあった企画が練りあがることから、主体性は自主性よりも「ハズレのない成果」に繋がるのではないでしょうか?

…私がよく使う例として、地図の話を用います。

二人の人物が見知らぬ土地で、目的地に○が付けられた地図を手渡されます。

一人は目的地という情報と、地図という手段があればゴールできると判断し、早々に出立します。

もう一人の人物は、目的地を告げた相手に対し、現在地や地図の読み方を尋ねてから出立したとします。

さて、どちらがムダなく確実にゴールできるでしょうか?というモノです。

あなたは、どちらの人物が先にゴールできると思いますか?

地図・マップ・熟考・手に持つ・眺める・探す・目的地・ゴール

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ともあれ、ここまでの例示では、自主性・主体性の違いの前に、個人の能力の違いがあれば、自主性に重点を置いても、きちんとした成果物ができるかもしれませんし、より早く目的地に到達するかもしれません。

しかし、少なくとも私は自主性メインで成功した事例よりも主体性を意識して業務を行うほうが、安定した成果や評価を得ています。

才能やセンスがないと自覚するには時間がかかりましたし、自己肯定感が下がることもありましたが、やり方はあると思うのです。

今回は、ちょっとグダグダな内容になってしまいましたが、ちょっとした違いを意識することで、ビジネスでは成果が大きく変化することが往々にしてあることを知っていただければ幸いです。

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ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。

今回の投稿は以上です。

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