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市場価値ゼロの称号

突然ですが、転職をしようとしましたが、ことごとく不採用でした。

すべて自分の認識の甘さが原因です。

私は、起業したいと考えています。ですが、現在の職種とはかけ離れたジャンルです。そこで、経験と実績を身につけたいと考え、多くの企業様の採用募集に応募いたしました。

ですが、活動を通して、自分がどれだけ失礼なことをしているのかに気がつき、転職という選択を取り下げることにしました。

企業にとって、(中途)採用は、会社の今後を決める重要なミッションです。自社のヴィジョンを提示し、ともにミッションを遂行し、理念を理解してもらえる人財に、企業は投資をするのだと思います。

新卒の方には、社会人としてのマナーや、これから従事する業務を覚えてもらう期間があります。その間は、企業にとっては一定の機会損失を余儀なくされます。支払った人件費等の分の利益を、まだ稼げないからです。

それでも、企業は入社した方と人事担当を信じて、将来、企業を背負って立つ人財を育て上げるのです。

中途採用した方には、一段…ではなく、数段高いハードルを越えてもらうことを企業は願います。新卒の方とは違い、既に社会人としてのマナーや業務遂行能力があるという仮定の下、新卒の方より高い報酬や地位を与えるからです。

そうなると、中途採用で未経験の人材を企業が受け入れる理由はなんでしょう?

そこに明確な答えを示せる人材が、人財として企業に利益をもたらせるのだとしたら、私のやっていたことは、企業に無為な時間を浪費させ、その企業で働くことを望む人の気持ちも無下にしたのと同じだと思いました。

もちろん、採用された暁には、全力をもって取り組みますし、起業家精神「アントレプレナーシップ」を持ち、企業に利益をもたらす人材を目指します。

ですが、各企業の人事の方々は、それをしっかり見抜いたのでしょう。採用通知がくることはありませんでした。

私は、自分のやりたいことに保険を掛ける程度の気持ちで、起業などと考えていたのです。起業されている方々にも謝りたいです。

今回の就活で得た教訓を胸に、ふがいない自分を戒め続け、改めて働くという意味から見つめなおして、「自分にはこれしかない」という覚悟をもってリスタートしようと思います。

想いを書き出すことは、自分の想いを確かめる行為でもあると思います。

市場価値ゼロの今の私を、価値がついたときも忘れないための、日記でした。

ということで、今回の投稿は以上です。

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