NZで買えるマタニティ&授乳服:買った場所編
海外では、色んなジャンルのお買い物が日本と勝手が違ってわかりにくい……!
今回は妊娠して初めて意識した、マタニティ服、授乳服ってニュージーランド(のド田舎)のどこで買えるの??についてです。
大まかにいうと、
・日本のオンラインショップ
・街の古着屋さん
・TradeMeやMarket Place(NZ版メルカリ的なオンラインフリマサイト)
・FarmersなどのデパートやWarehouseなどの格安量販店
・マタニティサポート団体からの寄付
・マタニティ専門ショップ(オンラインショップ)
などです。
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便利なオンラインショップと実家の協力でまずは安心安全の日本から!
妊娠初期は先行きの不安もあり、近しい友人にも相談できずにいました。そのためまったく見当がつかなかったので、とりあえずはと日本のサイトでリサーチ開始。出産後は授乳や子どものお世話のために上下セパレートの動きやすい服がよさそうですが、妊娠中はその分なるべくリラックスした服がいいかなということで、UNIQLOオンラインでゆったりめのワンピースを3着(マタニティじゃないけど、レビューで妊婦さんも着てた)と、マタニティレギンスを2枚(ヒートテックと普通の)購入。実母には早い段階で報告していたので、お願いしてわざわざ荷物を送ってもらいました。(「初めてのたまひよ」を一緒に入れてくれてたのが嬉しかった~♪)
妊娠発覚当時、ニュージーランドは春。私の住む南島南部ダニーデンは夏でも気温が20度以下の日がざらにあるので、(30度超える日は本当に数えるほどで、20度超えるとすごく嬉しくなっちゃう)とりあえず春物の7分丈~長袖のワンピースを厚さ違いで3着揃え、それで妊娠期間はほぼ乗り切れると考えました。
NZでは当たり前。古着屋さん(OP-SHOP/オプショップ)でお得にゲット
ニュージーランドでは古着屋さん、リサイクルショップがどんな街にも数軒あり、素敵な掘り出し物から着古したヨレヨレの1ドルの服まで、いろんな洋服や小物が揃います。こちらに来てから私が正規店で服を買ったのはほんの数えるほど……ほとんどの服はこれらのリサイクルショップで3~4ドル~十数ドルでお得に手に入れています。
(色々なチャリティ団体が運営していて呼び名も様々ですが、私の周りでは総称してオプショップと呼ぶことが多いかな?)
オプショップはなんとな~く素敵なものがないかなぁと見に行くのには最高の場所なのですが、品揃えは運しだいなのでコレ!と決まったものが欲しいときにはちょっと不便。
今回は立ち寄ったいくつかのオプショップで、なんと探していたものと似たようなアイテムを発見! ダニーデン周辺ではコロナが少し落ち着いていたこともあり、試着もOK。無事お腹のところがなが~く伸びるマタニティジーンズと、同じデザインのスカートを手に入れました。1着3~4ドルとかでした。
なかなかドンピシャで欲しいものが見つかることは少ないので、この時は本当に、すっごくラッキー!
手軽に検索可能な、NZ版メルカリ的なオンラインフリマサイト
日本のサイトである程度リサーチしたところ、お腹の部分が伸びる素材のマタニティジーンズなるものがあることを知ったのですが、日本の通販で買うとスカートと違って丈の長さが気になり(プケ子は背が低いので大抵のジーンズはお直し必須)試着できないのが嫌だったので、今度はニュージーランド版メルカリとも言えるTradeMeというサイトやFacebook内のMarket Placeというフリマ機能を使ってこちらで売っているものをリサーチ。だいたいジーンズ1着10ドル(≒700円)くらいで出品している人が多い印象でした。
ジーンズに関しては試着をしたかったのでその後街に行ってお店を回ってみたのですが、それ以外にもサイズだけ見れば試着しなくても行けそうだな……というワンピースや新生児用のおくるみや玩具など、いくつかのものを落札。商品は売り主の希望や所在地によって郵送してもらったり(ほとんどの場合送料は別途自己負担)、直接家に取りに行ったりどこかで待ち合わせて手渡ししたりします。これらのサイトは売り主の所在地別にも検索できるようになっているので、自分の住む地域で調べて取りに行くのが送料もかからず手っ取り早いですね。(とはいえ、危ない目に合わないように気をつけましょう)
ちなみにTradeMeでは、こうした比較的小さなお買い物から、仕事の求人募集、家の売買や賃貸、車の売買など大きな取引も扱っています。登録・広告掲載は無料ですが成約の際には売り主が手数料を払うシステムになっています。(FacebookのMarket Placeはすべて無料)
下着はデパートや量販店で
古着を買うことにほとんど抵抗のないプケ子ですが、肌に直接つける下着はやっぱり新品がいい、そして試着もしたいな……ということで、地元のデパートへ。
デパートといっても日本とは比べ物にならないくらい小さく、たとえば中規模の街にはだいたいあると思われるFarmersというお店は1~2フロアしかなく、イメージ的には在りし日のサミットとかの衣料品フロアというか……一つのフロアにいくつかのブランドがジャンルごとに配置されている感じ。化粧品、メンズ服、レディース服&下着、キッズ&玩具、雑貨、キッチン用品、ドライヤーや湯沸かし器などのちょっとした家電etc……
プチプラじゃなくてある程度ちゃんとしたブランドのものが買いたいな、と思ったときにここへ来るイメージ。(個人の感想です)
お店のスタッフにマタニティ下着はありますかと聞いたところ、授乳ブラと授乳キャミソールのコーナーを紹介されます。商品は少なく、ブランドはBONDSかLYRICのほぼ二択(ほかにも多少種類がありましたが)。お値段も1着約40ドル~となかなかのお値段。
BONDSはオーストラリアの衣料品メーカーで、NZでもよく見かけます。男女ともに商品展開があり、キッズやティーン向けの商品も豊富。各世代向けの下着にも力を入れています。私は生理用の吸水ショーツを持っていますが、品質もしっかりしていていい感じ。
LYRICはBONDSより少し価格がお安めでリーズナブル。
ちなみにFarmersではマタニティ服専用のコーナーはないようで、置いてあったとしても各ブランドごとに散らばってしまっているようでした。(店舗によって違うかも)
また中規模都市で一番気楽に行けて比較的なんでも揃う量販店がThe Warehouseです。
だだっ広い倉庫のような体育館のような広いホールに所狭しと商品が並んでいて、文房具、お菓子、玩具、雑貨、ガーデニング用品、パソコンやちょっとした家電、衣料品、家具、キッチン用品、コスメなどなど、大きなものから小さなものまでだいたいなんでも置いてあって、それぞれのジャンルでプチプラの自社ブランドも多く取り扱っています。
物によっては安かろう悪かろうのこともあるのですが、例えば多少ヨレても気にならない部屋着とか、まずは安いものを買って使い勝手を試してみたい電化製品とか、庭に置く用のバケツとか、ちょっとしたものはまずここに買いに来てしまいます。
品揃えは前述のFarmersと同じようなラインナップですが(BONDSもありました)、自社ブランドの商品も置いてあってお値段は少しリーズナブル。試しに1~2着買ってみてデザインの着け心地を確認……なんていうのにはちょうどいいです。マタニティ服のコーナー(ゆるズボンやTシャツ、パーカーなど)もあり、種類は少ないですが困ったらここに来ればいいな、とわかり一安心。
とても助かります…マタニティサポート団体からの寄付
Pregnancy Helpという団体は事業や個人からの寄付などで活動している市民団体で、マタニティ服や新生児用の服一式を無料で配布したり、出産後一時的にしか使わないバシネット(新生児~寝返り前の赤ちゃん用のゆりかご)やベビーポッド(添い寝用の、大人のベッドの上に置いて使用する小さな箱のようなもの)の無償レンタルなどを行っています。
利用者が使わなくなったマタニティ服やベビー服を寄付すると、それらをまとめて他の必要な人に届くよう告知したりして再配布してくれます。時にはスーパーの商品券や新品の玩具、使い捨ておむつの抽選会があったり、地元のボランティアの方々が手作りニットの赤ちゃんセーターや帽子を作って届けてくれたり。
例えば普通のオプショップで古着のマタニティ服を探すのはほかの服と紛れてしまっているので大変ですが、こちらにはマタニティ服しか置かれていないので(品数は少ないですが)目的のものを見つけやすいです。
ベビー服の場合、きちんと月齢別サイズごとに分けて配布してくれるので、自分の子どもにあったサイズのものの時にだけ応募すればいいのでわかりやすくて助かります。
マタニティ服は事務所にハンガーラックが設置してあり、そこからいつでも自由に探していいことになっていますが、ベビー服や玩具などはFacebookページなどで「〇歳児用ベビー/子供服欲しい人・募集」などと告知されて先着順や抽選で何人かの人に何着かずつまとめて配布されることが多いようです。
申し込めば誰でも貰える新生児用のおまとめパックには、上下別のお洋服、繋ぎのお洋服、手編みニットの帽子や靴下、ミトンなど一通りのものが揃っていて本当に助かります。とはいえ、すべて寄付からなるものなので色柄は細かく選ぶことはできず、親御さんの好みに合うかどうかは別問題……。私たちの時は、申込時に性別を聞かれた後、女の子の予定だったので「ピンクを入れたいかどうか」を聞かれました。最近は「女の子にはピンク」という固定概念を良しとしない親御さんも多いのでしょうね。とはいえ私たちは黄色、オレンジ系を中心に適当に、ピンクも入って構いませんと伝えたところ、半分くらいはピンクが入っていました。(笑)
オンラインのマタニティ専門店
こちらは私が住んでいる都市が田舎なこともあり……(笑) オークランドやクライストチャーチなどの都会に行けば、これから紹介するお店の実店舗もあるのかもしれません。
マタニティ服のブランドについてはまったく無知だったので、前述のフリマサイトで「マタニティ服」と検索して出てきた洋服たちの中で、デザインが好みかな~と思った服のタグや説明書き等をチェックして改めてネットで検索して見つけました。例としていくつかご紹介しますと……
元警察官だったニュージーランドのママさんが自分の体験をもとに、より心地よくておしゃれなマタニティ服や授乳服、使いやすい搾乳機などを作っちゃった!というブランド。
なぜか野暮ったいボーダーか大柄で派手めな花柄が多い印象の他ブランドのマタニティ服たちから一線を画す、シンプルで優しい風合いの多いお洋服たちが気に入っています。服の生地にもこだわりつつ、ゆったりしたシルエットの服が嬉しい。(特にセール品は日本人向けの小さめサイズがわりと残っているので狙い目!)。商品説明も、掲載モデルの身長だけでなく普段着ているサイズや妊娠週数なども書いてくれているので、比較的わかりやすい。154cm、決してやせ型ではないプケ子は普段size8~10を着ているのですが、XXS/XSがちょうどよかったです。
こちらもNZのママさんの立ち上げたブランド。Milkbar と比べるとより体にフィットするぴったり目のデザインのお洋服たち。スタイリッシュに着こなしたい方におすすめ。洗濯機で洗いやすい生地なのも◎。
こちらもママさんブランドで、マタニティ服のほか、マタニティ下着や食品、授乳関連の雑貨なども取り扱っています。
こちらはAddisonなどいくつかのブランドをまとめて紹介しているサイト。普段着だけでなく水着やパジャマのラインナップも少ないながらにあります。
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こうしたマタニティショップは私自身まだまだリサーチ不足な部分もあり、今は気に入ったデザインと素材のマタニティパジャマが見つからなくて捜索中。前開きであればマタニティである必要はないと思いながら……授乳期は冬なので、もこもこかつ前開きの可愛いパジャマがないかなぁと日々ネットサーフィンをしているところです。NZではオミクロン株の感染も爆発的に増えてきたタイミングなので、ウインドウショッピングにも出かける気になれず……今少し様子を見る予定です。
プケ子