【おうちでフットサル⑩】 ~DFの基本(チャレンジ&カバー、ペルムータ、"絞る") ~

コロナの影響で家でできることを探している方へ。

【おうちでフットサル】と題して僕からフットサル勉強教材のプレゼントです。

是非頭の中で1回整理してみてください。

そして、この一件が収まったらプレーで実践しましょう‼️

○DFの基本○

  

  

・チャレンジ&カバー

チャレンジ&カバーとは、DFのいわば基本で

チャレンジ(ボールを持っている選手にプレッシャーをかけること)
カバー(その選手の後ろに位置し、助けにいけるようにしておくこと)

という関係性です。

これくらいなら皆さん分かりますね?

ここから細かく勉強していきましょう!

   

┗ チャレンジの質でDFの出来が決まる。

ボールにアタックに行く時に
その選手の距離感、
どのコースを切って寄せるか、
交わされないで着いていけるかで
その後のカバーの選手の対応が大きく変わってきます。

追い込んだ上でのカバーリングであればDF優位ですが、予測していないタイミングになるとエラーが起こります。

*チャレンジの選手はボールの移動中に距離を縮める。

*遠すぎるとプレッシャーにならないのでできる限り近づく。(剥がされない距離、個人差がある)

*後ろからの指示に従う。(コースの切り方など)

    

┗ カバーリングの基本

後ろの選手は、自分のマークとカバーの2つの仕事があります。

自分のマークにつきすぎるとカバーにいけないし、カバーを意識しすぎるとパスを出されてしまいます。

その2つの役割を両方担えるポジショニングが正しい立ち位置です。

*ボールとマークがなるべく同時に見える身体の向きで立つ。

*カバーの選手は必ず、自分が助ける選手の後ろに位置する。

*自分のマークを監視しながら味方が抜かれた際にカバーに行ける距離を保つ。(個人差がある)

どちらかに偏りすぎない絶妙なポジショニングが大切です。

     

┗ペルムータとは

ペルムータとはいわば「カバーのカバー」になります。

フットサルであればボールと一番関与しない逆サイドの選手にあたります。

この選手もマークを持っていますがDFの優先順位的に考えて"中央(センターレーン)"を守ることを優先し、ポジションをとることです。

*ボールと逆サイドの選手は自分のマークを捨てる。

*センターレーンまで"絞る"。

*カバーの選手がカバーに行ったらその選手のマークと自分のマークの2人を監視する。
(マークの優先順位は、ゴールに近い順)

*まずはゴールに近い方の相手にボールが渡らないように守る。

*自分の元のマークにボールが渡ってしまったら遅れて出る。
(逆サイドでもらわれても真ん中をやられていないから最悪大丈夫という感覚。)

*もしくは、最前線の味方が逆サイドのマーク。
(これもカバーのカバーなのでペルムータ)

   

┗ "絞る"とは

"絞る"とは、DFにとってとても大切なプレーです。

フットボールにおいて一番向かわれたくない場所が "ゴール" 。

その次が "真ん中のスペース" です。

ゴールに近づかれないように相手とゴールの間に立ってDFをするのは基本ですね。

その次に大切なのは、

"ボールに関与していないDF" が "真ん中のスペースやパスコース" を埋めること。

これが"絞る"です。

DFの優先順位的には真ん中>サイドですから

「まずは真ん中のスペースやコースを切るポジショニングで立ち(カバー)、そこから自分のマークにボールが出たらボールの移動中に寄せる(チャレンジ)。」

が基本です。

これがDFです。

僕がスペインでプレーして
一番違いを感じたのがDFです。
1人1人のポジショニングと読みの良さ
ボールに寄せてくる(チャレンジ)選手の強度。
これが日本とは全然違いました。
試合にもまず、DFができないと出れません。
それだけフットサルにおいてDFは重要なのです。

攻撃だけできれば良いという考え方では、フットボールを半分も楽しめていないのかもしれませんよ⁉️

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説明の中で、「スペインでは~」「スペイン人は~」という伝え方を多くしていますが、理由としては2つあります。

1つは、スペインはフットサルの動きや戦術が細かく確立され、整理されていること。
なので、幼少期からそれを学び、プレーしてきた選手たちはいわば動く教科書なのです。
おおらかなイメージですが皆基本に忠実な動きをします。
だから、ここではあえてこういう伝え方をさせてもらっています。

2つは、自分がその環境でそこに行った人しか分からない経験と実際にプレーして感じたものを噛み砕いて説明し、皆さんに知ってほしい。
それを伝える義務があると思ったからです。

皆さんにも
もっとフットサルを理解してほしい。
もっとフットサルを楽しんでほしい。
それが日本のフットサルの進歩に繋がると思ったからです。
なので、なるべくプレーヤー目線で細部まで拘っていきたいです。



最後まで読んで頂きありがとうございました。



皆さんのフットボールライフに貢献していけたらと思います。

ありがとうございました。

Footballを通じて人間として成熟する。 これが僕の信条です。 僕は挑戦を続けます。 皆さんと胸を張って向き合えるような立ち振舞いをしていきます。 僕のその姿が、誰かの力になるように。