【おうちでフットサル⑭】~攻撃システム 3-1~

コロナの影響で家でできることを探している方へ。

【おうちでフットサル】と題して僕からフットサル勉強教材のプレゼントです。

是非頭の中で1回整理してみてください。

そして、この一件が収まったらプレーで実践しましょう‼️




○攻撃システム 3-1○


フットサルには、いくつかの攻撃システムがあります。

今日紹介するのは3ー1のシステムです。

前線にPivot(ピヴォ)と呼ばれるパワーがあり、相手を背負ってもキープできるような選手がチームにいる場合にこの戦術が使われます。

サッカーで言うとポストプレーヤーのような感覚です。

後ろの3人がパスを回しながらピヴォへパスを送るチャンスを伺い、ピヴォにパスが出たらゴールに迫っていきます。



1つ注意してほしいのは、これはポジションではないということです。
ピヴォが同じ場所に居座ることはありますが、
4人の配置は形やバランスの話で、誰がどのサイドにいなければならないというのはなく、あくまでも流動的な中で4人の共通意識を持って攻めるためのものだと僕は捉えています。



・3-1の特徴


┗ リスクを回避しながら攻撃できる


3ー1システムの良いところは、バランスの良い配置であることです。

後ろに3人の選手がいるため、例えピヴォへのパスをカットされてもカウンターを受けません。

また、ピヴォへシンプルにパスを通しにいくことが多いので自陣でボールを奪われるリスクが少ないです。


負けているチームが早く攻めたい状況
勝っているチームがリスクなく時間を使いたい状況
などで使われることがあります。




┗ ピヴォの選手を目指しボールを前進させる


*後ろの3人の選手はポジションをローテーションしながらボールを動かし、ピヴォへのパスを探る。

*もし、相手がプレスをタイトにかけてくるのであればそのエネルギーを利用し、ピヴォに当てて背後を狙いに行く。

*もし、相手がピヴォへのパスを警戒しているのであれば横パスで時間を作り、相手を動かす。


3人の選手は、横パスを回しローテーションすることが目的になってはいけない。
横だけを向いているとDFはそこを狙ってきます。
常にピヴォの選手へのパスを探ることでDFが下がり、横へのパスが可能になります。
横パスが狙われているのであれば必ず相対的にピヴォへのパスや背後を取るチャンスがあります。
本来の目的を忘れずにプレーすることが大切です。




・応用


┗ ピヴォの選手がサイドに開いたら反対サイドを狙う

3ー1のシステムになった時にDFがピヴォを警戒するのは明らかです。

それを逆手に取って、ピヴォがどちらかのサイドに開き、反対のサイドの背後を明け、そこを狙うオプションも持ちましょう。

相手のフィクソ(一番後ろの選手)がピヴォにマンツーマンでついているかどうかを見て、判断します。









~・~・~・~・~・~・~・~




説明の中で、「スペインでは~」「スペイン人は~」という伝え方を多くしていますが、理由としては2つあります。

1つは、スペインはフットサルの動きや戦術が細かく確立され、整理されていること。
なので、幼少期からそれを学び、プレーしてきた選手たちはいわば動く教科書なのです。
おおらかなイメージですが皆基本に忠実な動きをします。
だから、ここではあえてこういう伝え方をさせてもらっています。

2つは、自分がその環境でそこに行った人しか分からない経験と実際にプレーして感じたものを噛み砕いて説明し、皆さんに知ってほしい。
それを伝える義務があると思ったからです。

皆さんにも
もっとフットサルを理解してほしい。
もっとフットサルを楽しんでほしい。
それが日本のフットサルの進歩に繋がると思ったからです。
なので、なるべくプレーヤー目線で細部まで拘っていきたいです。



最後まで読んで頂きありがとうございました。



皆さんのフットボールライフに貢献していけたらと思います。

ありがとうございました。

Footballを通じて人間として成熟する。 これが僕の信条です。 僕は挑戦を続けます。 皆さんと胸を張って向き合えるような立ち振舞いをしていきます。 僕のその姿が、誰かの力になるように。