『会って、話すこと』を読みました。
『読みたいことを、書けばいい』という文章術に続き、会話の本が出ました。スッと要点をついてくる『読みたいことを、書けばいい』がとてもためになったので、第2弾も読んでみました。
巷にあふれる会話術の本とは別角度を攻めていて、仕事現場で培ってきた実践知の塊でした。今回は本書を読んで、率直に思った自分の感情や考えたことを書いてみます。
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まず、印象に残ったのは↓の部分です。
会話のベースは、「知識」にあるのだ。~略~ちょっとした「知っていること」を言えばいいのだ。相手を感心させようとか、知識をひけらかそうというのではない。それに応じて相手がもし、さらに「知っていること」を重ねれば、そこから話は転がっていく。出典:p64~65
なぜ人は勉強する必要があるのか?
それは世の中の「おもしろい会話」「楽しく盛り上がる話」のほとんどが「知識」をベースにしているからである。出典:p66
社会人になって、年齢や経歴、出身が異なる人と会話がとても増えました。自分とは異なる価値観に触れることはとても刺激にはなりました。が、仕事以外の話で、盛り上がることが少ないように感じます。
その原因は【共通語が少ないから】だと考えるようになりました。
ここでいう「共通語」とは
①お互いが知っていることがら
②固有名詞であること
という2つの要素で成り立ちます。
共通語が少ないと、『会って、話すこと』でもいっているような
「知っていることをいう」で話を広げられないのです。時間やお金の使い方、そして、価値観が少しずつ違って、共通項があまり重ならないのです。
この「共通語」を意識して、ニュース見方が変わりました。
ニュースの伝え方は共通語を意識していると思います。海外のニュースでは日本人と関連付けて伝えられることが多いです。また、コロナ禍では、芸能人や有名人の感染ニュースがとても増えましたね。有名人の名前は共通語になりやすいようです。
「話しているこのメンバーが共通で知っていること」を意識すると、話の輪が広がります。共通語は固有名詞のレベルで成り立ちます。例えば、「ゲーム」は共通語ではありません。「マリオカート」は共通語になります。知っていることをいえる状態に相手もなると、もっと話が盛り上がります。
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次に印象に残った個所はこちらです。
不機嫌は伝染する。~略~その時、わたしのなかに、ある決まりができた。「皆が不機嫌な状況に陥ったら、せめて自分1人でもさっさと立ち去る」ことである。出典:p168~169
自分の性格が内向的で、他人からの見られ方を気にする傾向があります。ので、機嫌に敏感です。仕事でも相手が不機嫌だと萎縮してしまうことがよくあります。だから、「不機嫌は伝染する」と目にして、腑に落ちました。
このブログでは、好きなことを書くようにしています。
小説とか、マンガとか、映画とか。
ジャンルというコンセプトもあるのですが、内容も1つだけコンセプトがあります。
悪口を言わないことです。
悪口はどこかのショッピングサイトのレビュー欄に任せておいて、
自分は「スキの1人語り」をしようと決めています。
本や映画はよほどの有名作品でないと、共通語になりません。でも、ブログであれば、自分が好きな作品に共感する人がいるかもしれない!
閲覧回数が伸びることはうれしいですが、このブログを読んで〇〇の本を買いました。とか、映画観ました、みたいな人がいたらいいな
そんなことを思って書いています。
今回これで終わりです。
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。
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