海外生活を通して変わってきた性格
日本を出てまもなく8ヶ月が経ちます。
半年間のフィリピン生活と2ヶ月間のジョージア生活を通して、僕はいろんな海外のものに触れました。
日本で生活していると、毎日が同じ風景の連続で刺激は少なく、加えてコロナ禍はとても退屈な日々でした。
海外に来てから、多くの刺激に囲まれてとても充実した楽しい生活ができています。
今はジョージアの保養地バトゥミに来ており、首都トビリシとは違った独特な文化を肌で感じながら過ごしています。
この生活を続けていく中で、徐々に自分の性格や考えなどは変わってきました。
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元々、僕は不安症で人目を気にしてばかりの性格でした。何をするにしても人から何か言われるのが怖くて行動ができませんでした。
特段親から厳しく言われることはなかったものの、怒られたり、注意されると思うと恐怖を感じてしまいます。物事に挑戦したい気持ちはあっても、その初めの一歩が踏み出せず、やらずじまいだったことは何度もあります。
そんな自分の性格が好きになれませんでした。
でも、勇気を振り絞って一歩を踏み出してみたら、見たこともない景色が見れてとても楽しく、幸せな気分になれました。実際、周囲からも特に何か言われることもありませんでした。
挑戦したい自分はいつも、そんな不安で人目を気にして挑戦できない自分と戦っていました。
3年前、海外に出ることを決めて会社を辞めました。この時の決断は自分の中でとても大きなものでした。
わざわざ不安定で目立つ行動をする。僕にとっては荒波に足を踏み込む暴挙でした。でも実際これは成功でした。
それを機に僕の中での海外思考は高まり、コロナ禍に直面したり、仕事はうまくいかなかったりしたものの、国を変え、今でも海外での生活を続けられています。
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海外で生活している日本人は、とても興味深い人たちばかりです。
僕はフィリピンやジョージアで、日本では会えないようなユニークな人たちにたくさん会うことができています。
彼らはみな、日本にいる日本人とは考え方や行動の仕方が大きく異なっており、それぞれ独自性のある強い個性を持っています。
わざわざ日本という安定した環境から離れ、海外で生活しているのです。もしかしたら日本の閉鎖的なコミュニティにいたら浮いてしまうような人も、羽根を伸ばせています。
海外には自分らしさを大事にし、周囲の声よりも自分の意見を大事にする文化があります。それは人目を気にして先に進めない僕にとってとても新鮮で、居心地が良い環境です。
海外は悩める日本人にとってのユートピアなのかもしれません。
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僕は彼らと出会っていく中で、徐々に自分も変わってきたと感じています。今も不安はないわけではないけれど、以前と比べたらだいぶ落ち着いて行動できています。
そして、今は他人のことを気にせずに自分らしく生活できています。
人が何を思おうが自分の人生。ここでの経験は自分しかしていないし、自分しかこの景色は見えていません。
だったら、もっと自分の道を突き進んでしまえばいいのだ、と思いました。
日本社会のレールを外れた時点で、僕が自分の人生を歩んでいくレールはできていたのです。先が見えないことは不安だけれど、ここにはユニークな人生を歩める楽しさがあります。
これからもこの気持ちを味方に、自分らしく突き進んでいきたいと思います。
そして、人目を気にして生きづらさを感じている人に対して、少しでも勇気を与えられたらいいなと思います。
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サムネイルの撮影場所はArdagani湖公園(バトゥミ)
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