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遠回りの一年を過ごして感じること

人生をどう捉えるかは人それぞれだし、正解はありません。

ある人は「人生は長いからそんなに焦らなくて良い」と言い、ある人は「人生とは壮大な暇つぶし」だと言います。

誰かが言った言葉に影響されるのも良いし、自分から湧き出る感覚を信じるのでも良いと思います。

要は、人によって人生の捉え方は様々あるということです。それは哲学に正解がない事実からも感じることができます。

人それぞれで捉え方が違うし、正解がない「人生」という物差しについては、その時々で何を信じて、どのように行動するかも違ってきます。

その人自身のその時点でのフェーズにおいて、合った考え方を採用すれば良いのでしょう。

人間なんだから一貫性がないのは当たり前だし、自分の過去の発言や考え方に囚われて苦しい人生を送ることになるのは避けるべきです。

正解がないものに最適解を見出すのが、人生の楽しさであると僕は思っています。

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昨日の投稿に書いたように、僕はフリーランスとしてのキャリアに終止符を打つことになりました。

まだ具体的なスケジュールは決めていないけれど、年明けから就職活動を始めようと思っています。

noteでも幾度となくアウトプットしてきたけれど、この半年間、仕事がないことに対して苦しさを常々感じていました。

営業が苦手だし、そもそもやる気が出なかった。目の前のことに全力を出せない怠慢さに対する苛立ちもあった。

仕事量は自尊心の上昇につながると思っています。仕事がなく、自分が仕事を評価されるスタートラインにすら立てていないから、何をもって自分という存在を認めてあげたらいいのかがわからなくなっていました。

それが日に日に落ちていく気分にも繋がっていき、結局のところポジティブな生活をするのが難しくなってしまいました。

そうしてどんどん日が経っているのが今の現状でもあります。

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幸い僕はお酒は飲まないし、タバコも吸いません。こういったストレスのかかった状況下で、そのような一瞬の快楽を得られるツールは驚異的な威力を発揮します。

確かに苦しみは続くけれど、僕はそれでも長期的な視点が忘れられませんでした。

今日や明日はこの苦しみを感じるけれど、将来は良くなっているだろう。そういった未来志向の考え方は僕の中に深く染み付いて離れません。

タバコが健康に良い訳がない。そんなことでいつか後悔するなんて絶対嫌です。

現状にネガティブな考え方を持っていても、将来は必ず明るくなると信じています。

未来は予測できないけれど、今の努力が未来を作っていきます。

だったら、明るい未来を作っていけるように頑張っていきたい。そう思える気持ちもあります。

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今年一年を振り返ると大変なことだらけでした。

慣れない環境、慣れない生活、そして急に仕事がなくなる状況。

正当なキャリアパスを描くことが正解であるなら、僕の今年一年は大失敗でしょう。

でもそうやって最短距離を描くなんて、たぶん去年の僕にはできなかった。今はこの遠回りの人生を認めてあげたいと思っているし、そこに納得感を見出していきたいと思っています。

スティーブ・ジョブズは、大学でカリグラフィーの授業を学んだことが、Macのパソコンを作るときに敢えて技術的に難易度が高いフォントを導入するきっかけになりました。そして、それがMacが飛躍した一つの理由になったと語っています。

点と点は線になるけれど、それを予測することはできません。

であれば、遠回りして、苦しみや葛藤を味わった方が後々良いのかもしれません。

いつまでもこの状況を続けたくないから、少しでも次のステップに向けての一歩を踏み出していこう。

この選択を自分にとって良かったものとして腹落ちさせ、この経験を持って自分の人生と胸を張っていけたらいいなと思います。

正解がないものを自分なりに納得していくことが大切だから、今の自分、今日の自分、今年の自分を少しでも良かったものとして捉えていき、ここから明るい人生を歩んでいこうと思います。


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それでは、また明日お会いしましょう!

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