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とにかく気楽に生きていく

フリーランスになろうと思って1ヶ月が経ちました。

今はまだWebデザインの勉強をしており、案件獲得やポートフォリオの制作はしていません。だから当然、収入はありません。

日本から遠く離れたジョージアという国に来て、家もなく宿を転々とする生活をしています。言わば「宙ぶらりん」の状態が続き、その不安定な状況から不安に陥ることも少なくありません。

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フリーランスになりたいと思ったことは以前からありました。

元々入っていたコミュニティで知り合った人にはフリーランスとして活動する人が多く、会社員とは異なる自由さには何度も憧れました。

僕は人から管理されることがとても苦手なため、会社員という働き方が合っているとは思っていませんでした。それでも、大してスキルを持っていない中で自分が一人で生計を立てられるとも思えませんでした。

漠然と「お金持ちになりたい」とか、「ばりばりと仕事をしている人になりたい」というイメージを持っていて努力はしてきたけれど、フリーランスになるという踏ん切りがつけない状況が長らく続いていました。

ただその間、いろんな人と出会ったり、海外就職に挑戦したり、新型コロナウイルスの流行という環境の変化を経験したりして、自分の気持ちにも徐々に変化が出てきます。

だから一つ大きな決断をしました。

ジョージアに移り、「ノマドニア」というプログラムに参加し、自分のやりたい仕事を探しつつ、フリーランスに挑戦する。

捨て身になってジョージアへやってきました。理想の自分に近づける行為そのものは美しく見えるけれど、実際は努力や苦労を伴うものでした。

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プログラムが終わり、興味のあったWebデザインの仕事をするために勉強を開始しました。

幸い講師の方がデザイナーになるための短期集中講座を用意していたため、その講座の中でデザインの基礎を学んだり、ツールを使ってアウトプットしたり、フィードバックをもらったりしながら勉強することができています。

しかし、当初は順調にいっていたものの3週間が過ぎた辺りから徐々に気持ちの変化が出てきました。

当然だけれど、講座が進むにつれて徐々に課題の難易度が上がっていきます。最初抱いていた「簡単で楽しい」という感情は、次第に「難しくて大変」という感情に変化していきました。

わからない課題でも、時間をかけたり、講師の方に相談することで解決はできます。でも、それが自分でやっと決断して挑戦できている新たな世界に対する不安感とも感じ取れてしまい、「今後どうなってしまうのか」という将来への心配にもつながってしまいました。

結局やりたいことはこの道であっているのか、という今後の方向性で再度悩むことになってしまいました。

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そんな時にもらったアドバイスは「気楽にやる」ということ。

フリーランスの成功体験を読むと、いずれも行動を起こして努力したものばかりです。だから自分もそこに追いつこうと努力しました。

でもどこか生き急いでる感覚は否めなく、気持ちが追いついていませんでした。僕は真面目で愚直な性格だから、いつも頑張り過ぎてしまいます。

どんな物事も一筋縄にはいかないし、自分の気持ちを第一に考えないと歪みが生じてしまいます。

だからまずは気楽にやろうという気持ちを持って、無理をし過ぎないように自分をコントロールすることが大事だと思いました。

今は海外にいて収入のない不安定な状況に立っています。けれど、少しでも肩の力を抜いていき、デザイン制作が持つ本来の楽しさを感じながら進めていこうと思うようになりました。

この努力や苦労がいつか報われる日が来ることを願っているし、自分の感情を一番大切にしながら這い上がっていきたいなと思います。


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サムネイルの撮影場所はAmerican Hospital近くのクラ川左岸(トビリシ)

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