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第10幕 会計クイズ(2)

※フランチャイズ編②

◆今回の問題
(問)コメダHDとスターバックスのPL比較
→共にビジネスは喫茶店事業を展開
→出店状況はコメダHDはフランチャイズ中心、スターバックスは直営店

◆ポイントは原価の比率

◆結論
コメダHDの原価率のがセブンイレブンの原価率より見た目でわかるほど高くなる。

◆理由
→コメダのフランチャイズ出店はなんと約98%
※現在896店舗のうち直営店は50店舗(ほとんど自社で店舗を保有していない)

→コメダの売上高内訳では卸売収入が71%、その他が29%であり、その結果として卸売販売が多いのに比例して売上原価も膨らんでいる。

→why Japanese Boy⁉︎
もう訳がわからねーよ!コメダが卸売?そして前回投稿と同じフランチャイズなのに原価のが多いってどういう事だってばよ!
と疑問に思ったそこのあなたに対してコメダHDのPL構造を解説したいと思います。

実はこれまた会計処理の結果、PLで見るとコメダHDの原価率比率が大きく見える構造になっています。

◆コメダの収益構造を要チェック
→①加盟店収入は一席あたり1,500円と小額(一日2回転もすれば元が取れそう)

→②加盟店にコーヒー豆などを自社から直接卸売している

→③直営店の儲け
※あまりPLに影響なし

→①と②が大きく前回と同じフランチャイズのセブンイレブンと大きく違う。

→結論コメダコーヒーは小売業のふりをした卸売業だったという訳です。

→なおスターバックスは普通の店舗販売の小売業と同じです。
(※販管費の割合が多い)

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PS:キモっ‼︎


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