「傷ついた分だけ人に優しくなれるし強くなれる!」訳ではない

自己啓発や何かの名言なんかでは、

「傷ついた分だけ、人に優しくなれるし、強くなれる」

などと言われていますが、

それは半分正解で半分間違いです。

基本的には、傷ついた人は、

臆病になって心が弱くなり、「自分を守ろう守ろう!」とする意識が強くなって、他人に心を閉ざしてしまい、孤独にりやすいです。

弱さを隠す為に、変に強がったり、他人に攻撃的になったりする人もいます。

冷静に考えてみれば分かりますが、

幼少期の頃から、家がお金持ちで、親にも愛されて、何不自由なく人生を順調に生きてきた人で、人に優しくて強い人はいるし、

逆に、幼少期から家庭環境が複雑だったり、家が貧乏で、親にも愛されずに、苦労ばかりしてきた人で、心がひねくれて、冷たい人や意地悪な人もいます。

若くて苦労をあまり知らな人でも、優しい人もいますし、

逆に、戦争時代や大切な人との死別を体験して、深く傷ついたお年寄りでも、身勝手でわがままな人もいます。


「じゃあ、傷ついた人で、弱くなる人と、強くなる人の違いは何か?」

と言うと・・・


自分の負の部分、闇の部分、見たくない所と、と、とことん向き合って、悲しみを乗り越えた人です。


自分と向き合い、深い悲しみを感じる過程で、傷ついた心が癒やされ、他人に対しても優しくなれます。

これまで傷ついた心の傷によって、自己中心的になり、他人に心を閉ざして、孤独だった状態から解放されて、

心をオープンにして生きれるようになり、他人の痛みを理解する事が出来るようになったり、他人の幸せを祈れるような愛に溢れた人になれます。


なので、心が傷ついた人ほど、普通の人よりも、人の痛みが分かる、愛に溢れた人になれるチャンスでもありますが、

それは、「傷ついた自分と向き合う」という覚悟を決めて、乗り越えた人に対するギフトです。

悲しみと深く向き合う事で、僕らは本当の強さと優しさを手に入れる事が出来ます。

それが、深い悲しみに隠されて愛のギフトです。


悲しみを抑圧すると、怒りや憎しみになりますが、

悲しみを感じきると、愛と癒しの力に変わります。


自分の中の深い悲しみに気づいたら、それを受け入れて寄り添い、

「本当はどうしたかったの?」

と本音を聞いてあげて下さいね^^


そうすると、

悲しみに満ちたあなたから、

愛に溢れたあなたに、

意識の変容が始まりますよ^^




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