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矢沢永吉ディスクレビュー

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矢沢永吉、スタジオアルバムのディスクレビューです。
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2021年2月の記事一覧

矢沢永吉ディスクレビュー パート5 東芝EMI編 (1)

矢沢永吉ディスクレビュー パート5 東芝EMI編 (1)

 80年代の矢沢永吉は、アメリカに活動拠点を移し海外での成功を求め活動をするも、アメリカでのプロモーションは不十分であったりと惨憺たる結果となりワーナーへの不信感もあり東芝EMIへ移籍する。キャロルから始まり永ちゃんが撒いたロックの種が国内で芽生え迎えたバンドブームの中で昭和の終わり、90年代を進む矢沢永吉の東芝EMI時代のディスクレビューを2回に分けて掲載したいと思います。

東芝EMI編 (1

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矢沢永吉ディスクレビュー パート6 東芝EMI編 (2)

矢沢永吉ディスクレビュー パート6 東芝EMI編 (2)

 ハードボイルド、大人の色気、湿度の高いアルバムをリリースし続けた、東芝EMI期90年代前半から50歳を迎えどの様に日本でロックを新しい技術を伴ってクリエイトし、若いロックミュージシャン、リスナーを巻き込み、クラブサウンドやHR/HMへのアプローチなど大きく舵を取り続けるアルバムをリリースし続けた、97年〜2007年の10年間、東芝EMI編後半の永ちゃんのディスクレビューを2回に分けて掲載したいと

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矢沢永吉ディスクレビュー パート7 GARURU RECORDS編

矢沢永吉ディスクレビュー パート7 GARURU RECORDS編

 ステレオタイプなロックというジャンルにとどまることなく、サウンドをクリエイトしてきた90年代後半から2000年代前半の永ちゃん。60歳を迎え自身のレーベルGARURU RECORDSを立ち上げインディペンデントで、アルバムリリースを開始、多くのベテランミュージシャンが過去の自分を演じている中、過去よりもやんちゃに、よりシンプルに、よりダイレクトにR&Rミュージックを制作し続ける2009年から現在

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矢沢永吉ディスクレビュー あとがき 『長い旅』を聴きながら

矢沢永吉ディスクレビュー あとがき 『長い旅』を聴きながら

『長い旅』を聴きながら
 矢沢永吉、永ちゃん、E.YAZAWA、キャロル、ワケンロール...
永ちゃんを好きになったのは、どうしてだろう?ビートルズ・ファンだったから、その流れでキャロルを好きになったから?半分YES、母親が隠れファンだった。MDにダビングしたベスト盤「BALLAD」を聴いてたんだね、「良いメロディをつくるんだよ」って教えてくれたわけ。

 それまで矢沢と言えばマイクスタンド振り回

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