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神社学的★note

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2020年9月の記事一覧

神社学的☆プロセスこそが随神道

神社学的☆プロセスこそが随神道

この国に住んでいる人であれば、一度も神社に行ったことがない、というほうがめずらしいかもしれない。では多くの方の神社参拝はどんなきっかけが多いのだろうか?

お宮参り、七五三、結婚式やお葬式などの人生の節目には必ずという方もいれば、お祭りや初詣といったイベント的な時にしかというかたもいるだろう。または観光や出張の際に立ち寄るなどなど、そのきっかけは様々ではないだろうか。もちろん合格祈願や縁結びなどの

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神社学的☆水と光と祈りの音と

神社学的☆水と光と祈りの音と

ここ数年、やけに“水”に心を奪われている。

この惑星の最たる資源、財産、宝物はどう考えても水なんじゃないかってこと。これだけテクノロジーが発達し、ガンガン宇宙に向けて調査が始まっていながらも、表面上にここまで豊かな水を有している星はまだ見つかっていない。そして「母なる海」と表現されるその存在なくして、地球上の様々な命ははぐくまれてこなかったはずだ。昨年、それまではあまり信じられてこなかった“水”

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神社学的☆先人はいつもクリエイティブ!

神社学的☆先人はいつもクリエイティブ!

神社学を通して僕が一番伝えたいことはとてもシンプルで、

暮らしの中に日本の神様を意識してみたらいかがでしょうか? 

ということ。

何かの宗教に入らなくても、特に日本の神様に詳しくなくても、日本は古来から自然を神様そのものと捉えてきたのだから、朝、目が覚めたら空にむかって「今日もよろしく!」という気持ちを持つだけでもいいし、普段の行動範囲の中に神社があれば、ちょっと足を止めて「ここにはどんな神

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神社学的☆命の連鎖の真っただ中にある責任

神社学的☆命の連鎖の真っただ中にある責任

神社に足を運ぶようになり、少しずつ僕は命の起源に思いを馳せるようになった。

同時にこの国の成り立ちや歴史にも興味をもち、その歴史を遡っていくと「古事記」にたどり着いた。

しかし当然だが「古事記」が日本の始まりではなく、そこに記録されるずっと前から僕たちの祖先は生きていて、神道や神社ができる前から、働き、食べ、眠り、だれかを愛し、子を産み育て、太陽や月や雷を神様として崇めていただろう。

たった

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神社学的☆「盛り塩」を考えた先に思うこと

神社学的☆「盛り塩」を考えた先に思うこと

街中でお店の入り口などに三角にとがった盛り塩をよく目にすることがある。

魔除け、清め、縁起物、風習・・・。

謂れはいろいろとあろうが、神棚にも同じように塩をお供えするのをご存じの方も多いだろう。僕はこの盛り塩の意味を「清める」というより「穢れを祓う」役割を果たすものだと認識している。

清めるのは穢れを祓わねば成り立たないものだし、そもそも「穢れ」という言葉は「汚れ(けがれ、よごれ)」の意味で

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