「テレワーク」をもっと昇格させなきゃ

今回、いちはやくテレワークに切り替えたGMO代表の熊谷さんに、インタビューした記事を読みました。


>緊急テレワ一ク1ヶ月目、GMO熊谷正寿代表に聞く『成功する在宅勤務』の秘訣


ちなみに、このインタビュー自体もZoomを使った遠隔で行れたそうです。


ってツイートを見かけて、ぼくも何回かテレビ電話でインタビューをやったことがあるんですけど、不慣れさもあって、けっこう難しいなと感じたのが、やった当時の印象です。

やっぱり音声がコンマ何秒でもズレたら、それだけで相槌の感じがおかしくなるし、こっちが質問しようと発した言葉と、インタビュイーが話そうとした続きの言葉が、バッティングすることが何回もあったんですね。

あと、同じ空間を共有していない分、これは感覚的な問題もお互いにあると思うんですけど、いまいち熱が入り切らない感じというか・・・

あと、地味に困るのが「写真」なんですよね。

PCの画面越しに撮るわけにも、いかないじゃないですか。

そこをどうするんだろうなーと思っていたら、今回はPC画面に映った熊谷さんを(たぶん)スクショして記事のトップに持ってきていたので、「そう対応したのかー」と勉強になりました。

とはいえ、ぼくがリモートで何回かインタビューをやってみた、とりあえずの感想としては、総合的に見ると「インタビューは対面のほうがいいかな(特に初対面の場合は)」と思っています。

ただ、いまの状況を受けて「インタビューもリモートでやろう!」となる風潮が出てくるかもしれないですね。


というわけで、ようやく記事の中身に入るんですけど、今回、このインタビューを読んでいちばん感じたのは、「テレワークを、消極的な選択肢じゃなくて、積極的な選択肢として捉え直していくことが必要だな」ということ。

「テレワークでサボる人は、オフィスにいても大して仕事してない」とか「GMOが今回のような状況に備えて、普段から在宅勤務の訓練をしていてスゴイ」とか、そのあたりはこの記事以外のところでも言い尽くされている話だと思うので、カットします。

それよりも、いまの「在宅勤務」とか「リモートワーク」とかの位置づけって、どちらかといえば「消極的な選択肢」として捉えられることがどうしても多いじゃないですか。

(本当は出社したいけど)家に子どもがいて面倒を見ないといけないから(仕方なく在宅勤務)とか、(本当は出社したいけど)本社から住んでいる家が離れているから(仕方なくリモートワーク)とか。


そうじゃなくて、単純にそれぞれ好きなところで好きな時間に働いたほうが、生産性が少なくとも同じか、まあ上がるから、テレワークやりますっていう、「積極的な選択肢」としてテレワークを捉え直していく必要があるなと。

言い換えると、捉え直せるようにしていく必要があるなと、今回の記事を読んで改めて思いました。

(↑これを言えるくらいになる必要がある)


というのも、いまぼくは基本的には兵庫県の実家でテレワークという形で働いていて、月に3~5日くらい東京の渋谷にある本社へ出勤するっていうリズムなんですけど、「記事を書く」だけなら家でひとりで書いているほうが、圧倒的にはかどるんですね。

逆に、会社の人たちとコミュニケーションをとるのは、そりゃオフィスで対面で話したほうがはかどります。

だからそこは本当に、オフィスいらないじゃんとか、リモートだとやっぱりメンバー間のコミュニケーションがとりにくいとか、そういう二元論的な議論じゃなくて、こう言っちゃうとすごい月並み感が出るんですけど、目的に応じた使い分けだと思うんですよね。

そのためにもやっぱり、いまはちょっと格下感の否めない「テレワーク」の格を上げて、両方の選択肢を対等な関係にすることが必要であって。

そうなったときにはじめて、記事中で熊谷さんが構想として話していた、「週の3日はオフィスに出社して、週の2日はテレワーク」みたいな働き方も、現実味を帯びてきます。

いまって、基本的にはもうどっちかないじゃないですか。

「週5でオフィスへ出勤」か「週5でテレワーク」かの、極端な2択。

それぞれの働き方にそれぞれの良さがあるから、オフィス勤務とテレワーク、両者を対等な関係として見ていくことが大事だな、見ていけるようにすることが大事だなと思いました!



▼約1年間の在宅勤務を経験して(今月末からは東京へ引っ越す!)感じた、「リモートワークの魅力と難しいところ」についてまとめているので、こちらもぜひ読んでください!!


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