出社とリモートの「融合」か「中途半端」か
そもそも日本全体で見るとあんまり浸透してなかった説もありますけど、一部の原則在宅勤務を遂行していたベンチャー企業も、徐々に出社の日数が増えてきたような気がします。
ぼくの働く会社も、そのうちのひとつです。
緊急事態宣言が解除されるまでは、原則在宅勤務だったのですが、解除されて以降は、在宅勤務推奨っていう形になっています。
日によって出社する人が多かったり少なかったり、マチマチな雰囲気です。
ぼくは当初、この勤務形態、めっちゃいい!って思ってたんですね。
というか、ずっと前から(新型コロナウイルスが少し落ち着いたあとの勤務体系として)この出社とリモートが交わる感じが、一番いいのではないかなと思っていたし、いまも思っているところがあります。
実際、前から思っていたという点に関しては、3/1の時点で
というnoteの中で、『「週の3日はオフィスに出社して、週の2日はテレワーク」みたいな働き方も、現実味を帯びてきます。』ってことを書いてました。
「ここの働き方に合わせて、在宅と出社を使い分けるのが最強じゃん」って話ですね。
ただ、最近たまたまか必然か、この勤務体系が組織としてよくないみたいなツイートを、同じ日に2人、しかも個人的にその言動に注目している福島さんとけんすうさんがしていたので、ちょっと立ち止まって、「出社とオフィスの融合」について、考える必要があるなと思いました。
ちなみに、現時点で一切答えは出ていません。
というか、答え合わせは未来がしてくれるので、今日はいったん現状の整理だけして、しばらくしてから、進捗も含めて、その時点で深まった考えについて書きたいと思います。
まず、ぼくがこの問題について考えるきっかけになったツイート2つのうち、1つ目の福島さんのものから。
書いてますねー「どんどん緩んでいく」と。
次に、けんすうさんのツイート。
あるあるのオンパレードですね。
みんながそれぞれの場所でオンライン会議するから、めっちゃ声が交差するとか、PCの音不調でよく聞こえないとか。
あと、最初の福島さんの「緩む」って感覚もなんとなくですけどあって、実際に弊社の社長も「ちゃんとピリっとした空気は作りたいね〜」っていう話はしてました。
なんというか出社してる人がいたりしていなかったりする人がオフィスって、空席が多すぎて、なんとなく「土日に出社してる感覚」に近いんですよね。
ぼくは別に土日に出社したこと、そんなにないですが、逆にそれくらいレアな経験なので、なんかそのちょっと非日常的な感じが、オフィスにちょっとした「緩さ」みたいなものをもたらしてしまっている感覚は、ちょっとだけあるんですよね。
これは多少、そういうツイートを読んだあとからだという、後知恵バイアスがかかってる可能性も大いにありますが。
あとはやっぱり、会議ですかね。
オンラインとオフラインの人たちが混じってやると、どうしても回線の影響とかホワイトボードとかの関係で、会議室にいる人たちだけで情報が回っちゃう時があるんですよね。
これはあんまり、よくないなーと。
このあたり、しばらく「出社とリモートの人たちをいい感じに組み合わせられないかなあ」と考えていたのですが、もしかしたらそもそもちょっと無理ゲーなのか....。
「個人」って観点で見ると、「週の2回出社して、あとの3回はオフィス」って感じに切り分けて、それによってタスクの種類を変えるみたいなことはめっちゃいいと思うんですけど、「組織」って観点で見ると、中長期的に見たときに、あんまりオススメできる勤務体系ではなかったのかもしれないです。
ただ、それで終わるのってあまりにも寂しいです。
せっかく新型コロナウイルスという黒船によって、これまでにない緊急度で「働き方」について考えるきっかけができたのに、結局喉元過ぎれば熱さを忘れるじゃないですけど、しばらくしたら完全出社か完全リモートかの2択って、あまりにも情けないです。
どうせなら、ハイブリッドの可能性を探りたい。
けんすうさんが上のツイートで言う通り、きれいなハイブリッドってよりかは、組織体制の設計として、「出社」か「リモート」かのどちらかに、起点を置くって考え方は必要なのかもしれません。
ただ、それも含めて、働き方の選択肢が増えること自体はとても良いことだと思うので、引き続き「出社とリモートの融合」については、可能性を探っていきます。
なんの結論もない、ただの意志表明で終わります。
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