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プレスリリースを書くときに気をつけること(前編)

最近プレスリリースを書くことが多くなってきたので、改めて整理も兼ねてメモ。

下の記事を読んで、特に大事だなと思った内容をどんどん書いていくスタイルでいきます。


プレスリリースの書き方全技法|業界20年のプロがテレビ・新聞・ネットを呼び込むコツを一覧化

この『フロンティアコンサルティング』って会社の上岡さんって書かれてる方の記事、分かりやすくて今回たくさんの記事を読ませてもらいました。


ちなみに、この記事を読んでいると、都市伝説だと思っていた『テレビの制作現場ではプレスリリースでいまだにFAXが使われている』っていうの、わりと本当っぽい....。


プレスリリースについて、まず大事なのはなんと言ってもやっぱり『タイトル』。

これで9割方決まると言っても過言ではありません。

その際に注意すべきは、文字量(できれば30文字以内)やターゲットの明確化もそうなんですが、それとあと大事なのは『形容詞は使わないこと』。

形容詞はあくまでも『主観的な』指標なので、書き手にとって『最高!』だと思っていても、そのプレスリリースの受け手にとって最高かどうかは分かりません。

そんな信憑性にかける言葉を貴重なタイトルの30文字に使うのはもったいないので、それよりも客観性のある『数字』と『固有名詞』を盛り込むことを意識します。


あと、タイトル関連で意識すべきポイントとしては、『業界初』『日本初』などの新規性を盛り込むこと。

(→ただ、別の元新聞記者の方の記事では、『どのプレスリリースも"業界初"や"日本初"って入れて送ってくるからうんざりだ』と書いてありました。だからこれに関しては、乱発するのはあんまり良くないのかもしれません)


あと、これはタイトルに限った話ではありませんが、極力専門用語は使わず、誰が呼んでも理解できる語彙や表現を使うこと。

自分がその業界にいると、専門用語を無意識的に使ってしまいがちですが、むしろ業界の外にも届けていくのがプレスリリースの役目でもあるので、平易な言葉を使うことを心がける。

ただ、それによって説明が冗長になりすぎるのも問題かなと思うのと、目的とターゲット(例:業界内での存在感を出していきたい)場合は、専門用語を使うことにそれほど支障はないので、ここは時と場合によってのグラデーションかなと思います。

メディア関係者も一般の消費者も基本的にはとても忙しいので、タイトルと本文も簡潔に事実をインパクトも伴わせて伝えることが鍵(それが難しいんだけど!)


あと、追記として補足しておいたほうがよい情報について。

その他、基本情報として、以下もわかりやすく明記すると良いでしょう。どうせ実際に取材が始まれば、わかりますので。
・事業の売上予測
・事業全体の市場規模
・会社の社員数
・会社の売上規模


あとは、さっきちょっと書いたプレスリリースの目的について、また違う観点から見ると大きく2つに分けることができます。

1つは、純粋に事実を伝えるもの。その後に拡散されることよりも、アーカイブ的にストックされることに重きを置いたプレスリリースです。

そして2つ目が、拡散というか、広がっていくことを目的としたもの。

ざっくりいうと、前者が情報の『質』、後者が情報の『量』を重視したプレスリリースと分けられるのかもしれません。

だから、極論を言えば前者の『質』を目的にする場合は、ストックさえされていればいいので(とりあえずどこかのサイトに置かれていればいいので)、自社サイトに載せるだけでもよいということです。

逆に後者の『量』を重視してどんどん色んな人に届けたいとなったときに、初めて有料のプレスリリースサービスを使う選択肢が出てきます。

このあたりは、目的に応じて戦術も使い分けていきたいなと思いました。


あと、いまぼくのいるベンチャー企業は特に、web上の媒体(PR TIMESなど)を通してプレスリリースを掲載して、そこから新聞やテレビなどのメディアにも取り上げてもらえるとうれしい!というスタンスですが、webメディアにプレスリリースを掲載することによって、逆にマスコミに取り上げてもらうチャンスを取り逃すこともあるという話が、とても印象的でした。

というのも、テレビはまだしも、新聞は『速報性』『一次性』を重視するメディアなので、最初にweb上にプレスリリースを出されてしまうと、取材する意義が少し小さくなってしまう旨のことが書かれていました。

だから、もし新聞への掲載を狙うなら、web媒体にプレスリリースを載せる前に、報道機関へfaxなり電話なりをするほうが有効かもしれないです。


あとは、事実を5W1Hに基づいて端的に書く。数字や信頼性のあるデータで裏付けする。結論ファーストが大事。


....などなど、まだまだあるんですが、次の項目が少し長くなりそうなんですが、現時点で2,000字を超えてしまったので、続きはまた明日以降に書いていきます。


プレスリリースについては、GO代表の三浦さんがとあるインタビュー記事で発していた、次の言葉が好きです。

サッカーで言えば、みんなでボールを回して最後のシュートを任されているのがプレスリリースだから。1枚の紙の奥に、何百人の、何千時間が込められている。そこに対する想像力がないと、この仕事はできないかなって気がします。
GO 三浦崇宏さん「PRパーソンは面白く、誠実であれ。“期待経済”時代の未来を創っていく」


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