ichiken(市原研太郎)

美術評論家

murmuring note no.11

想像してみよう。ある事象が究極の非合理、つまり合理的なものは一切ないとする。だが同時に、それが究極的に合理的だとする。なぜなら、存在するものは現実に適合して無条...

murmuring note no.10

知覚不可能な極小の変化、予想を裏切る物質の脈動。ここから結論されるのは、もっとも物質的なものはイメージ(仮象)であるということだ。なぜなら、物自体と思わせるいか...

murmuring note no.9

20世紀の社会主義は、既存の表現の様式である「再現」に反動的に回帰しために、敗北を余儀なくされたといっても過言ではない。 というより、社会主義国の指導者は、自己の...

murmuring note no.8

世界はグローバルではなく、ローカル・ビレッジ化している。アジア(たとえばソウル)もしかり、欧米(たとえばニューヨーク)もしかり。その表現の基調音はプリミティブ(...

murmuring note no.7

力を行使することにおいてアートは政治である。ならば政治もアートであり得る。しかし、アートが政治を利用するのはよいが、逆のケース、政治がアートを利用することが多い...

murmuring note no.6

現実はイメージである。現実がイメージなのは、現実の土台となる素材に想像力が働いて初めて現実が形作られるからである。一般に現実と呼ばれるものは、土台の素材に働く想...