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人生後半の戦略書、を読んだ。

地位、名誉、権力、金。これらを羨望の眼差しを受けるほど手にしている人々は、老齢期に相当苦しくなる可能性が高い。

美徳には、「履歴書向きの美徳」と「追悼文向きの美徳」があるという。父が亡くなったとき、お葬式に参列いただいた多くの人が涙を流してくれていて、「ああ、自分もこうして人様に見送られる人生でありたいな」と感銘を受けたことを思いだす。

ただ一つモヤモヤが残ってしまったのは、人生の悩みをいつでも相談できる友人(親友)がいるかと言われれば答えに窮するところ。そう、友達がいないという悩みはこの20年くらいずっと消えないままだ。

決して悲観的な捉え方ではなく、自分は90歳まで生きる気がしないので”45歳で人生の折り返し”と称するには遅いかもしれないが、まだまだ間に合う。とりあえず65歳までの20年間を充実させるために、色々と考え直す素晴らしい契機になった。

本書を翻訳された木村さんとは、ちょっとしたご縁で繋がらせていただいた、他にも素晴らしい訳書があるので、一部紹介させてください。

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この本の書評をInstagramで投稿したら著書のマネージャであるお姉様から「日本にも弟の本(気持ち)が届いてくれて嬉しい、この訳者がどなたか教えてくれませんか?」と依頼され、木村さんのブログにコンタクトを取りお繋ぎした経緯がある。

木村さん、いつもありがとうございます!

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