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コロナ後の世界を語る、を読んだ。

今週は3日連続で出社し、往復の通勤電車で読書に没頭した。標題の書籍を再読する。出版されたのは2020年の8月、この半年近い期間で世の中の様子も変化し、情報鮮度はやや落ちてしまう感もあったが、人類はウイルスとどう共存していくのか、などの普遍的な考察については素晴らしいの一言。

ワクチンの確保、最新の機器を駆使した医療行為、どこの誰に優先するのか。トリアージはあくまでも緊急時における対応であって、それが日常生活のあらゆる場面で萌芽してしまうと、弱者を最優先で救済するという倫理の根幹が覆されかねないという懸念がある。パンデミックの長期化と深刻化は人心の荒廃にも及んでいくかもしれない。

あらゆるジャンルから考察する、コロナ禍とは。是非おすすめしたい1冊である。

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読書好きが高じて書くことも好きになりました。Instagramのアカウントは、kentaro7826 です。引き続きよろしくお願い申し上げます。