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宮本武蔵になる



 為末大氏の「熟達論」は、スポーツに限らず、あらゆる分野における「熟達」のメカニズムを解き明かしていた。

剣豪、宮本武蔵が剣を極めたように私も営業を極めたい。そのために必要なステップを紹介していく。


1.共感と主体性を育む「遊」の精神

「熟達論」では、熟達の第1段階として「」の精神が紹介されています。これは、固定観念や思い込みにとらわれず、純粋な好奇心を持って物事に取り組む姿勢。みなさんが本気で取り組んでいたスポーツも最初は興味本位から始まったのではないでしょうか。

 営業活動においても、顧客の言葉や行動に耳を傾け、あなたに興味があるからヒアリングするということにつながるのではないかと思う。
最初の「」がなければ次へのステップはないということ。興味を持つということ。


2.観察と分析による「型」の習得

癖をつける
技術マインドなどの土台となる「」を反復、練習して無意識にできるようになる段階。

営業活動においては、顧客の業界や商品に関する知識に加え、コミュニケーションスキルや提案力などのスキルを磨くことが不可欠。

何度も何度もロープレをし商談で成功させるための段階でもある。

5つのステップの中で最も時間がかかり面白くなく、スポーツでも基礎練習をひたすら繰り返し次のステップに繋げるための準備

3.状況判断と応用による「観」

熟達の第3段階である「」では、自分が取り組んでいる事をよく観察し深く理解できるようになるということ。

例えば、サッカーのキックのフォームを撮影し何度も確認する。なぜあのフォームなのかなぜあの体の動かし方などの細かい分析をする事。

営業活動においては、商談の音声を取り何度も聞き直し、選んだ言葉が適切であったかの判断などの分析をする事。

4.創造性と実践による「破」

 熟達の第4段階である「」では、既存の枠にとらわれず、新しいアイデアを生み出す創造性求められる。つまり、「」から少しずつ離れていくという事。ただ芯だけは残しておき、結果的に自分らしさなどにつながる。


5. 無我の境地による「空」

熟達の最終段階である「」では、自我や執着から解放され、無我の境地に至ることが求められる。最後の到達地点、いわゆるゾーンの状態。


ビジネスの世界では「」までを極め、マニュアル化し、営業の宮本武蔵になる。

ビジネスマンとして成功する。

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