【うまくいかない時こそ】出来ない状況の中でも出来ることを探す #1076

おはようございます。
鼻の頭の横から生えてる毛のことは鼻毛の呼んでいいのでしょうか。どうも森下です。

試合に向けて準備をしていても思わぬトラブルでうまく進まないことがあったりします。そんな時にどんな心構えでいれば良いのかというお話です。

＜思わぬハプニングの時に＞

やりたいんだけど出来ない、なかなかうまくいかないなぁ、なんて思うことは日常の中でよくある話だと思います。

最近だとコロナのせいで…とかもそうだし、なんで今日に限って雨なんだよ…とかもそう。

自分がイメージしていた通りにことが運ばないことばっかりです。

だからと言って、何もアクションできない、アクションしないのでは何にも変わらないし、むしろマイナスのまま終わってしまうことになるかもしれない。

そんなことは避けたいけれども、だってしょうがないじゃないか（引用:えなりかずき）という気持ちになってしまいがちですよね。

僕もサポートをしている中でそういう場面によく出会います。

例えばケガ。ケガをしてしまって練習したいのに練習が出来なくなってしまうことは、スポーツをしていれば一度や二度はあるはずです。

しかも大事な試合を控えている時にするケガなんて、練習出来ない不安がとっても大きくなります。

でも無理をすれば長期的な視野で見た時にはあんまり良くないのでどうしたら…というよくな精神状態になってしまいがちです。

それでもケガしてしまったということは変わらないしどうすることも出来ないので、ケガをしている中でどうするかを考えていかねばならんのです。

＜出来ないこと出来ることに＞

うまくいかない時にはどうしたって出来ないことに意識が向きがちになってしまいます。

「なんでこうなってしまったんだろう」
「このままだと間に合わない…」
「オレばかり…運がないな…」

という感じにネガティブのエレクトリカルパレードです。
先ほども言った通り、ネガティブなことばかり考えていたところで何も解決しないし、むしろ状況は悪化してしまうかもしれない。

起こってしまったこと、過去は変えられませんから、変えられるもの、つまり自分の考え方や行動に対して意識を向けるようにしていきます。

「何ができないのか」を考えるのではなくて「何ができるのか」に意識を向けていくことが大切です。

例えばケガをしてしまった時。通常のトレーニングはできないかも知れませんが、ケガをした以外の箇所の筋トレなどはできるかもしれませんし、その分トレーニングしていた時間は確保できるはずですよね。その時間で何ができるのかを考えてみます。

メンタルトレーニングもその一つです。次の試合に向けての情報収集をしても良いかもしれませんし、将来のプランを考え直すのもいいかもしれません。読書をして将来の知識を増やす時間にしたっていい。

むしろケガをしたからこそできた「時間」で、その時にしかできないことをしようという前向きな発想をしていきたいですよね。

短期的にみたらパフォーマンスも落ちてしまうのでネガティブになりやすくはなるかと思いますが、長期的にみたら前向きに捉えられることもたくさんあったりします。

＜いい意味で開き直る＞

競技を続けている上で、万全の状態でスタートラインに立てることの方が少ないかと思います。

何かしら故障を抱えていたり、その時の環境や状況も自分ではコントロールできないからある意味タイミング頼りの部分もあったりします。

心も体も万全の準備ができるに越したことはないけれども、もしできなかった時のことも考えておかなければなりません。（心理的準備というやつ）

そして出来なかった時に「結果」ばかりに意識が向いてしまうと、
「勝てなかったらどうしよう」
というように不安やプレッシャーから過緊張を引き起こしてしまいます。

もしくは
「どうせ勝てないだろうからもういいや」
と投げやりになってしまい、モチベーションがダダ下がり。

そんな状態でレースに臨んでもなんの成長にもつながりません。
万全の状態でないからこそ、尚更「結果」を意識するよりも自分自身の成長に意識を向けていきたいのです。

今の状態の中で今ある全力を出し切ることがとても大切。そこから何か学べることもあるだろうし、得られるものもたくさんあるはずです。

何度も言うようだけれど、競技を続けている以上、万全の状態で臨める方が少ないわけで、今後も同じようなシチュエーションがあるかもしれません。（ないに越したことはないけど）

その時のことを考えて、今すべきことに集中して全力で取り組み、経験を重ねておくことは重要ですよね。

＜まとめ＞

うまくいかない時には出来ないことに意識が向きがちになるもの。そのような時こそ「何ができないのか」を考えるのではなくて「何ができるのか」に意識を向けていくことが大切。

「失ったものばかり数えるな」というONE PIECEのジンベエのセリフがなんとも突き刺さりますね。

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森下健（もりしたけん）
1986/10/31 埼玉県三郷市出身。
学生時代は水泳に没頭。専門種目はバタフライ。現在はトライアスロンにハマっている。青春真っ只中。
奥様と息子（5歳）と娘（1歳）の4人家族。横浜在住。
メンタルトレーニングの情報を中心に書きたいと思います。