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聴景デザイン

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聴景デザインを基にした音の話、事例紹介などの記事をまとめています。
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#エッセイ

2つの意味を持つサウンドスケープデザイン その2

2つの意味を持つサウンドスケープデザイン その2

神山聴景事務所の神山です。

「その1」を書いてからかなり月日が経ってしまいました。
実は今回のパートが僕がやっているデザインの話になるのです。

「その1」は従来のまたは主流となっているサウンドスケープデザインの話。

「その2」では新しいサウンドスケープ(これから聴景デザインと呼びます)の話をします!

おさらい前回のお話からだいぶ時間が経っているので、少し振り返ります。

建築由来のサウンド

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2つの意味を持つサウンドスケープデザイン その1

2つの意味を持つサウンドスケープデザイン その1

今回は従来のサウンドスケープ論をお話します。

サウンドスケープとは?この言葉聞いたことありますか?これはカナダ人作曲家のマリー・シェファーが言い始めた言葉なんです。

サウンドスケープは直訳すると「音景」になります。

サウンドスケープ論は80年代ごろから提唱され始めていますが、未だ建築系や不動産業界には認知されていません。

そもそもこれが提唱されたきっかけは、産業革命まで遡ります。

産業革

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