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和田賢宗
2020年12月25日 00:24
先日、ゴマン学堂の御堂のある建物に行き、ゲルク派試験受験者が学習しているところを見学してきた。ゲルク派試験を受験する前提として、本山セラ大僧院、デプン大僧院、ガンデン大僧院では15年以上にもわたる仏教学習のカリキュラムが組まれている。その間、僧侶は論理学・般若学・中観学・倶舎学・戒律学を学ぶ。進級するには年度末試験に合格しなければならない。各僧院のカリキュラムを全て終えると、次はゲルク派試
2020年12月10日 01:09
3月末にインド全土でロックダウンが開始されて以来、8ヶ月ぶりに生活用品店の正面出入り口が開いた。ロックダウンが開始された当初は店の営業が厳しく取り締まられていた。しかし、生活用品店だけは開いていないと困る。そのため店は裏口を開け、営業時間を制限して粛々と営業していた。それがやっと堂々と正面出入り口のシャッターを上げることができた。食堂や喫茶店、本屋、携帯電話店も営業を再開した。
2020年9月21日 19:29
インドの夏は雨が多く、草木が生い茂り、虫たちが活発に活動する。そんな時期に外を歩けば虫たちを踏み潰してしまうかもしれない。僧侶は動物の無用な殺生を避けなければならない。それで釈尊の時代から、夏の雨が多く降る時期は僧侶が一箇所に止まって修行をする期間が設けられている。この期間は夏安居(げあんご)と呼ばれる。夏安居は、内容の差異が多少見られるにしても、地域や宗派を問わず世界中の仏教寺院で行われている。
2019年11月11日 19:22
南インドは11月になって乾季に入ったようだ。私がMundgodに到着してすぐの時は雨が降りっぱなしの日々だった。その時の様子は下の記事にまとめてあるので見て頂きたい。しかし、11月に入ってからは一転して晴れっぱなしの日々が続いている。雨が降ることはあっても瞬間的に降るだけだ。お陰様で停電が少なくなった。
2019年11月4日 23:59
チベット大僧院に在籍する僧侶は、各僧院で決められた課程に沿って仏教を学び、毎年試験を受けなければならない。履修科目は大まかに分けると、仏教基礎・論理学基礎・認識論基礎・般若学・中観学・倶舎学・律学がある。僧侶はこれらの科目を一つずつ履修し、毎年試験を受ける。試験に合格できなければ留年することとなり、再び学び直して次の年にまた試験を受けなければならない。ゴマン学堂では全ての科目を履修し終える
2019年10月20日 18:58
10月17日に日本を出て、長旅を経て18日に無事デプン・ゴマン学堂に到着。日本からデリーへは直行便で9時間半かかる。そしてデリーからフブリ(ゴマン学堂の最寄りの飛行場)までは1回乗り継ぎを挟んで約6時間かかった。飛行機ではじっとしていればいいだけだがなかなか疲れるものだ。デリーでもう一泊してもよかったかもしれない。本日はゴマン学堂長ケン・リンポチェ・ロサン・ゲルツェン師へご挨拶に伺った。写