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聖飢魔IIというバンド(僕の音楽の入り口は正統派際物だった)

いきなりだが聖飢魔IIとみて「せいきまつ」と呼べる人は何人いるだろうか?
知らなくてもトップ画像のなんか奇抜なメイクをした悪魔(断じて人ではない)は一度は目にしたことがあるだろう。

そう、彼はデーモン小暮で聖飢魔IIは彼がボーカルを務めるバンドである。
まずは聖飢魔IIについて紹介をしてから、僕の中で聖飢魔IIがいかに重要なバンドであるかを説明したい。


まずバンドの特徴を上げよう。
・正統派メタルバンド
・早稲田大学発の高学歴
・みんなが悪魔(人ではない)

まず彼らの音楽は正統派ヘヴィメタルである。

決してコミックバンドではない。
正真正銘のヘヴィメタル一本で勝負をしていて、楽曲やパフォーマンスのすべてのレベルが高い。
海外のアーティストも一目を置く存在なのである。

そしてボーカルのデーモン小暮は歌唱力が非常に高く、得意なジャンルは演歌だというからこれは本物だ。
しかも、MCも面白いのでライブには飽きる要素がない。

そして彼らはもともと早稲田大学で結成された高学歴バンドなのだ。
その頭の良さはデーモン小暮からよくわかるだろう。
数多くの情報番組ではコメンテーターを務め、クイズ番組やNHKにもよく出演している。話も分かりやすく、しゃべりも面白い。
初期メンバーのダミアン浜田にいたっては現在数学の教師をやっているというので驚き。
バンドの早稲田大学時代の伝説的エピソードが数多くネットで見れるのでぜひ調べてほしい。

そして多くの人が間違えがちだが、彼らは悪魔である。

(左から、ルーク篁、ライデン湯沢、デーモン小暮、ゼノン石川、ジェイル大橋)
どうだろうか...。
どこからどう見ても悪魔である。
ちなみに決して悪魔崇拝などはなく、本物の悪魔というのがポイント。
画像にある姿は世を忍ぶ仮の姿であり、皆10万歳を超えている設t...。

いや、ちゃんとした悪魔なのである。

最近のバンドにもこの正統派な悪魔設定のようなコンセプト付けを見習ってほしいものである。


こんな際物バンドがなぜ僕のなかで重要なのか。
それは聖飢魔IIが僕の音楽への入り口だったのであるからだ。

中学二年の夏。当時僕はその時代にはやるJ-popや有名なアーティストの曲をBGMとしてしか聞いていない普通の少年であった。
そんなある日、テレビで芸人がデーモン小暮のモノマネをしているのを見た。

「そういえば、この変な格好の人はたまにテレビで見るけど何やっている人なんだろう...。」
そんな純粋な気持ちから、デーモン小暮というワードを検索していた。
そしてバンドをやっていると知り、Youtubeで地獄の皇太子という曲を聞いたのが、今の僕のメタル人生のはじまりである。

初めて見たときにとてつもない衝撃を受けた。
まず、バンドというスタイルをちゃんと見たことがない僕はそれぞれのパートのパフォーマンスのカッコよさに見とれ、ヘヴィでスピーディな楽曲に聞きほれた。
次の日にはCDショップに向かい音源を借り、CDがすり減るほど何度も聞いたものだ。

なぜ音楽をちゃんと聴いてこなかった私がいきなりドはまりしたのかは全く分からないが、とにかく刺激的だったことは確かである。
それ以降は日本をはじめ海外のメタルを聞き続け、今では立派なメタラーに成長した。(その過程はおいおい)

といった感じに、今でも僕の生活の中心でもあるメタルへのきっかけ作り、人生を全く新しい方向に進めてくれたのが聖飢魔IIなのである。

少しでもこのバンドに興味を持ってくれたのであれば幸いだ。

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