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宮崎のかっこいい大人と中高大生をつなげる体験型学習プログラム「宮崎100人100話(ストーリー)」第3弾を開催しました(実施レポート)

※本記事の最後に、参加者が撮影した画像を掲載しています。ぜひご覧ください。

宮崎での体験型学習プログラムも、3回目を迎えました。今回のテーマは「写真」です。日常的にスマホで撮影を楽しんでいる中高生も多いと思います。今回は、フォトグラファーが何を考えて、どんなプロセスを経て撮影しているのか教えてもらい、実際に広告写真の撮影にチャレンジすることで、普段目にする写真の見え方や捉え方が変わったり、撮影をもっと楽しむことに繋がってほしいと思い、本プログラムを企画しました。

\第3回 体験型学習プログラム 開催概要/
▪️タイトル:中高大生の体験型学習プログラム『宮崎100人100話(ストーリー)- プロのカメラマンと写真撮影を楽しもう - 』
▪️ゲスト:ワタナベ カズヒコさん / フォトグラファー
▪️日程:2023年9月16日(土)15:00-17:00
▪️場所:蔦屋書店 宮崎高千穂通り 2階イベントスペース(宮崎市橘通東4-8-1)
▪️主催:株式会社テントテン
▪️協力:やまなみコーチング学園

本プログラムは、一度、8/9に実施を試みましたが、台風の影響で延期となった経緯があります。今回、こうして無事に実施できたことをとても嬉しく思います。今年3月から企画をご相談させていただきましたフォトグラファーのワタナベ カズヒコさん、告知プロモーションにご協力いただきました個別学習塾やまなみコーチング学園の丸山大器さんに、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

今回の実施レポートは、前回よりも写真とスライドを中心にお送りします。パラパラめくる感じでお楽しみください。

(過去2回のプログラムの様子は、以下のnoteをご覧ください。)

フォトグラファーと広告写真の撮影にチャレンジ

今回、宮崎市から高校生3名、日南市から中学生1名、高校生1名に参加いただきましたー。
毎回、宮崎市に加えて、他の市町村から参加いただいており、とっても嬉しいです。
今回のゲストは、フォトグラファーのワタナベ カズヒコさん。
ワタナベさん、お忙しいところご協力いただき、本当にありがとうございましたー。
企画段階から「中高大生が楽しめるワークはなんだろう?」と最後まで試行錯誤していただいたワタナベさん。当日は、参加者ひとりひとりの質問にとても丁寧にご回答いただき、ありがとうございました。
当日のスケジュールです。全体2時間のうち、前半はトークセッション・実演、後半はワークショップの2部構成です。前回は前半部分が時間超過してしまったので、今回は前半をコンパクトに収まるように調整してみました。
会場は、蔦屋書店 宮崎高千穂通り店の2階イベントスペースを利用させていただきました。
青木店長、告知&会場設営でお世話なりました。
今回は参加者が少人数でしたので、全員でチェックインです。
参加してみようと思った理由や、今の気持ちをシェアしていきます。

トークセッション「中高時代から撮影秘話まで」

お互いのことを少しシェアした後、いよいよトークセッションのスタート。
ワタナベさんからは幾つかの撮影秘話をご披露いただきました。時間制限がある中で参加者の笑顔を撮影しなくてはいけなかった現場、同じ場所に何回もおじゃましての撮影など、ぐいぐい惹き込まれるストーリーは最高に面白かったです。
中高時代に将来をどう考えていたのか、高校卒業後の就職のお話し、働きながらカメラとの出会い、バックパックの面白話など、ワタナベさんのライフストリーをたくさんお伺いさせていただきました。
デザイン全般に関心のある参加者、カメラマンになりたいと考えている参加者、カメラが
大好きな参加者。それぞれの関心事からワタナベさんへの質問が飛び交います。
トークセッションの後は、ワタナベさんによる撮影実演タイムへ。
開始前に何を撮影するか悩まれていたワタナベさん。最終的に選択されたのは、買い出しの帰り際に発見された「ワッフル」でしたー。参加者に撮影してもらうのが食べ物なので、実演でも何か適当な食べ物はないかとお探しだったようです。
参加者も撮影アシスタント役としてサポートしてもらいました。
撮影した画像をPCに転送して、その場で確認していきます。光の取り入れ方、構図などを変えながら、写真がどんどん変わっていく様子に、参加者からは「おお〜」と驚きの声が!

ワークショップ「ペアワークで広告写真の撮影にチャレンジ」

休憩を挟んで、メインのワークショップへ。
今回は、TULLY’Sさんのアイスコーヒーとホットドッグを被写体として、
カフェの新作PRポスター用の撮影に、ペアワークでチャレンジしてみました。
撮影しやすいように、あらかじめ条件をいくつか設定しています。
ワタナベさんから「ホットドッグ屋を始める友達から写真撮影を頼まれたら、どんな写真を撮影する?」と声を掛けていただき、撮影タイムがスタート。
ワタナベさんも各テーブルを回っていただき、アドバイスをしていただきました。
2人1組のペアになって、台紙や小物を選択して、構図、光の取り入れ方を考えていきます。
思い切って台紙を外してみたり、小物を千切ってみたり、どんどん手を動かしていく参加者。
台から離れて窓際で撮影にチャレンジ。実際にやってみると、いろんな発想が生まれて楽しそうです。
こちらのペアは、台紙を敷いて、光の取り入れ方を意識して、被写体の場所を探っています。
撮影→確認→撮影→確認の繰り返しを楽しんでいる様子でしたー。
20分程の撮影タイム後、ひとりひとりが撮影した画像を
ワタナベさんにポスター用に編集していただきました。

完成した参加者の5作品をお楽しみくださいー

全体の構図がきれいに整った作品や、
ホットドッグを面白い構図で撮影したり、
ドリンクもしっかり撮影したり、
さりげなく小物をワンポイントで取り入れたり、
あえて側面を撮影したりと、被写体は同じでも、ひとりひとりの着目点が違うのが
とっても面白かったです。
最後に参加者ひとりひとりから楽しかったことや難しかったことをシェアするチェックアウト。
ワタナベさんから、ひとりひとりに向けてフィードバックいただきました。
「普段目にする画像が、光をどのように取り入れているか気にして観ると面白いよ」、今まで何気なく見ていた画像の見え方が変わってくるとワクワクしそうです。
プログラム後に、みんなでパチリ。めっっちゃいい表情や〜

少人数だからこそ楽しめました(参加者の声)

\参加者の感想・コメントをご紹介します/

▪️よかったところ / 印象に残ったこと
・今回のイベントはより楽しめたものとなりました。ワタナベさんの実演では、ビフォーアフターの比較とともに、細々としたモノの説明まで、技術的な面でもとても勉強になりました。いざという時のための撮影の小物を、日常のふとした時にでも集めてみようかなと思います。(高校2年生)
・自分の撮影した写真の構図が新しいと言われて嬉しかった。ブランクを抜け出す方法も知れてよかった。(高校2年生)
・楽しかったです。少人数なこともあって、色々質問などもすることができて、自分の聞きたいことが沢山聞けるイベントでした!!自分で撮った写真が、プロの人に文字などを入れて貰えて、より進路をしっかり考えることができました。(高校2年生)
・過去イベントより 参加者人数が少なかったものの、 少ないからこその価値を出すことが できたと思います。 ペアでの活動では、 私がこだわりが強いところがあり、 相手の参加者にいろいろと助けてもらいました。 少人数だからこそ、 あまり気を使わなくていいという気持ちを、 自分と相手の様子から知ることができました。 でも気を使う使わないの心情は、やはり 「好きな事」の力が一番大きいでしょうね。 撮影のワークショップでは、前提条件が設定されていることことから、 どうするのかが明確になり、 より個性を発揮できるものとなっていました。体験として、記憶に残るような楽しいものとなりました。(高校2年生)
・フォトグラファーという仕事、ワタナベさんの仕事に対する向き合い方や写真の撮り方について知ることができた。今までの参加してきたどの講演会よりも参加者、ゲストの方との距離が近く、始めは緊張していた自分も楽しみながら参加することができた。(高校1年生)
・人との関わりが大切であり、それは他の仕事にもいえるということが特に心に残った。(高校1年生)
・今後カメラを使う上で為になりました。カメラマンさんが使っていたアプリが印象に残っています。私はその様な物を使った事が無かったですし、カメラマンさんが手慣れている様にアプリを使うので。(中学2年生)

▪️改善してほしいところ
・「場合によっては延長することがある」などの情報を伝えてもいいかもしれません。(高校2年生)
・トークセッションとワークショップのどちらも時間が押してしまい慌ててしまうところがあったので、時間をもう少しとって欲しいと思う。(高校1年生)

プログラム終了後、30分くらいに渡り、参加者がワタナベさんを囲んで質問したり、おしゃべりしている様子を遠巻きに見ていて、とても嬉しかったです。ああ、こうした場を創りたかったんだぁと思えた瞬間でした。今回、参加者数は限られましたが、その分、ゲストと参加者間の距離が近くなり、楽しい学びの場につながったのではないかと思います。

今回のプログラムでは、ワタナベさんとご相談して、「個人ワーク」ではなく「グループ(ペア)ワーク」を取り入れることにチャレンジしてみました。ワークショップの時間が1時間と限られる中、どんなお題だったら楽しく取り組めるのか、複数回に渡りご相談させていただきました。一時は、フォトコンテストをやってみるなどのアイデアが出たりと、思い返すと懐かしい思い出もあります。テーマと時間配分は永遠の課題だと毎回感じながら、個人ワークで終始するよりも、グループ(ペア)間の会話が発生することで、参加者が楽しさやのめりこみやすさを感じることは確かにありそうだと感じた第3回でした。次回以降も、試行錯誤しながらも「楽しく学びのある場」を目指して企画していきたいと思います。

最後になりますが、参加してくれた5名の中高生の皆さん、本プログラム開催にご協力いただきましたワタナベさん、本当にありがとうございました。

Special thanks:
ワタナベ カズヒコさん / フォトグラファー
青木 直也さん / 蔦屋書店 宮崎高千穂通り 店長
丸山 大器さん / 個別学習塾 やまなみコーチング学園 代表

※画像の無断転用はお控えください。


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