見出し画像

屋台の焼きそば memories

いつだったけ?

確か「川越まつり」の宵山

夜の仲町交差点で
山車が曳っかわせ(ひっかわせ)して
盛り上がってたら

息子二人(当時5才と3才位)が
「おしっこしたい」と非常事態!

慌てて
トイレがある駐車場に向かって急いでいた時

「我慢出来ないー」って
緊急非常事態に突入した瞬間!

ママって強いよねー!
目の前にあった「やきそば」の屋台の店主に

「おじさん!そこの後ろで子供におしっこ
させていいよね」って

もう強引に屋台の裏側に入り込んで
暗くて分からなかったけど・・・

息子たちは無事「おしっこ」済ませて

あー漏らさないで良かったね~って
屋台の裏から出てきた母子は

「おじさん!ありがと!ここの焼きそば
みんな買うから」って

文句を言い出しそうな店主に文句を言わせない

そんなセリフ

ざっと見て8個位あった
「やきそば」のパック 僕は観念して
財布を出して!なけなしの
1万円で足りるかなと思ってた

店主のおじさんはビニール袋に
「やきそば」を4つ入れて
ぬーっと息子たちの前に出して

「漏らさないで よかったなぁ」って
ニッコリ笑顔

「本当にごめんなさい!おいくらですか」と僕

「600円!子供に我慢させちゃダメだよ
パパさん」と店主

「いや!いや!ひとつじゃなくて・・」
僕もママも驚いてて・・

「また 来年も来なよ お祭りも
終わっちゃうから・・いいよ持ってきな」と
男前なおじさん!

「えーっ!あ、ありがとうございます」
ママは自分の財布から千円札を出して
「お釣りは要りませんから」っと貴女も男前

それを待っていたかのように!おじさん店主
100円玉を2つずつ息子ふたりに渡して

「お釣りじゃないよ お駄賃だ」って・・
あなた神様ですか?

あれは!嬉しい完敗だったね
(おしっこした場所のお宅の方ごめんなさい)

次の年は家でトイレを済ませて
「川越まつり」に出かけて

あの「やきそば屋台」を探したけれど
おじさん店主は見つからなかった!

あれからだよね!

どこに行っても屋台の「やきそば」
見つけては、おじさん店主
探してるのは・・・・・

ここまで読んでいただきありがとうございます。


この記事が参加している募集

noteのつづけ方

よろしければ、サポートをお願い致します。頂いたサポートは、クリエーターとして製作費に宛てさせていただきます。