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【為替リスクを回避せよ】自国通貨の価値安定化こそ、国家の安心🍀:English Paper Reading No.2

Introduction:卒業論文は早めに着手する🔥


私もいよいよ卒業論文の執筆に
取りかかる時期がやって参りました👍


何事もアウトプット前提のインプットが
大事であると、noteで毎日発信してきました

これは、どのような内容で
あっても当てはまります👍

先行研究に関する論文を
読んでも記憶に残っていなかったり
大切な観点を忘れてしまっていたりしたら
卒業論文の進捗は滞ってしまうと思います

だからこそ、この「note」をフル活用して
卒業論文を1%でも
完成に向けて進めていきたいと思います

私の卒論執筆への軌跡を
どうぞご愛読ください📖

Sterilized and Non-Sterilized Intervention in the Foreign-Exchange Market: Chapter②

今回jは、こちらの論文を解説していきます
『Sterilised and Non-Sterilised Intervention in the Foreign-Exchange Market』 Kim Abildgren, Economics

2023/07/09 14:57閲覧
タイトルは【外国為替市場における不胎化介入と非不胎化介入】というテーマになります

デンマークの中央銀行に対する先行研究などもあり、英語の単語表記など、一部修正していますが、その点ご了承ください
あくまで、この記事は自身の英語学習の一環として作成しています
前回の記事はこちらになります📝
ぜひお復習いもお忘れ無いようによろしくお願いいたします💖

ARE ALL DANMARKS NATIONALBANK'S NET PURCHASES OF FOREIGN EXCHANGE AGAINST KRONER2 INTERVENTIONS?

Not all Danmarks Nationalbank's transactions in foreign exchange against the Danish kroner are related to intervention in the foreign exchange market.

Part of Danmarks Nationalbank's purchase and sale of kroner against foreign exchange is related to its role as banker to the central government, in which capacity it effects payments related to foreign-exchange denominated central-government debt and other central-government foreign-exchange transactions (e.g. central-government foreign-exchange disbursements as an aid to developing countries or receipts under the EU's Common Agricultural Policy).

<簡易和訳&要点整理>
デンマーク国立銀行が実施する対デンマーククローネの為替レートに関するすべての取引が外国為替で行われるわけではありません📝
デンマーク国立銀行によるクローネの外国為替売買の一部は中央政府の銀行としての役割に関連しています

その役割において外貨建ての中央政府債務の支払いやその他の中央政府に関連する外国為替取引の受け取りに影響を及ぼしていることになるのです
(例:発展途上国への援助としての中央政府の外貨支出またはEUの規定に基づく共通農業政策など)

When the central government receives foreign exchange, e.g. when raising a foreign-exchange loan, Danmarks Nationalbank purchases the foreign-exchange proceeds, which then become part of the foreign-exchange reserve.

The equivalent amount in Kroner is credited to the central government's account at Danmarks Nationalbank.

Likewise, when the central government effects payments in foreign exchange, e.g. interest and redemptions on its foreign debt, the central government purchases the required foreign exchange from Danmarks Nationalbank.

In a given year, Danmarks Nationalbank normally purchases foreign exchange in the market to cover the central government's net current foreign-exchange expenditure, while redemptions on the central government's foreign debt are normally refinanced via government borrowing in foreign exchange.

<簡易和訳&要点整理>
中央政府が外貨を受け取る場合
例えば、外国為替ローンを調達する場合
デンマーク国立銀行は外国為替収益を購入し、外貨準備の一部とします

また、相当額のクローネはデンマークの中央政府国営銀行の口座に入金されます

同様に、中央政府が外貨準備によって支払いを実行する場合、例としては、対外債務の利子と償還中央政府はデンマーク国立銀行から必要な外貨を購入します

特定の年において、デンマーク国立銀行は
通常、中央政府の経常純外貨支出をカバーするために市場で外貨を購入し
一方で償還を行っている、ということが論文で言及されていました

中央政府の対外債務は通常、政府が外国為替で借り入れるいう方法で借り換えられるのです📝

In addition, Danmarks Nationalbank may purchase Danish kroner against foreign exchange directly from a foreign central bank (i.e. an "off-market" transaction).

For instance, the Central Bank Agreement on ERM II2 states that the ECB and the national central banks in the euro area must contact Danmarks Nationalbank beforehand if they wish to conduct transactions in Danish kroner in excess of an agreed limit.

In such cases, Danmarks Nationalbank and the central bank in question may settle the transaction in full or in part on a bilateral basis outside the foreign-exchange market to avoid undesirable impacts on the krone rate.

<簡易和訳&要点整理>
さらに、デンマーク国立銀行は外国中央銀行から直接外国為替に対抗する場合、つまり、「市場外」取引においてデンマーククローネを購入する可能性があるのです

たとえば、次のような中央銀行協定(ERM II2)において
ECBとユーロ各国中央銀行は、以下のように言及しています

その地域が希望する場合は、事前にデンマーク国立銀行に対して、合意された限度額を超えるデンマーククローネでの取引を行うことを連絡する必要があるとされています

このような場合、デンマーク国立銀行と当該中央銀行は、外部で二国間ベースで取引の全部または一部を決済することが可能になります

この結果、外国為替市場レート対クローネ(自国通貨)への望ましくない影響を回避することができる可能性を高めることができるのです


In the "Foreign Exchange and Liquidity" press release issued by Danmarks Nationalbank on the 2nd banking day of each month, Danmarks Nationalbank's net purchases of foreign exchange are stated as the change in the foreign-exchange reserve excluding value adjustments and net government borrowing in foreign exchange.

In addition to interventions in the foreign-exchange market for the Danish kroner, the net purchase of foreign exchange thus also includes transactions related to the central government's net current foreign-exchange expenditure, "off-market" currency transactions in kroner with foreign central banks, and the yield on the foreign-exchange reserve.


In principle, Danmarks Nationalbank can also intervene in the foreign exchange market for the Danish kroner by purchasing or selling foreign exchange against the kroner on forward terms.

Unlike intervention in the spot market, such transactions have no immediate liquidity impact and are therefore not included in the net purchase of foreign exchange until the time that the forward transactions are settled. Danmarks Nationalbank has not used intervention in the forward krone market for some years, however.

<簡易和訳&要点整理>
デンマーク国立銀行が、毎月第 2 銀行営業日に発行する「外国為替と流動性」プレスリリースでは、デンマーク国立銀行による外貨の純購入額は、価値調整と外国での純政府借入を除いた外貨準備高の変化として記載されています📝

したがって、外貨の純購入には、デンマーク・クローネの外国為替市場への介入に加えて、中央政府の純経常外貨支出に関連する取引、外国中央銀行とのクローネでの「市場外」通貨取引も含まれることになるのです

原則として、デンマーク国立銀行は、先物条件でクローネに対して外国為替を売買することにより、デンマーククローネの外国為替市場に介入することもできるのです

本日の英語論文解説は、以上とします
毎日の学習のなかで、少しでも英語に触れる機会を増やすことが大切だと思います💖
英語を学ぶことができれば、より多くの先行研究について理解を深めることができますし、より多くの情報や読者にリーチできるかもしれません
だからこそ、英語力向上というのは、今後とも継続していきたい行いなのです👍

私の卒論研究テーマについて🔖

私は「為替介入の実証分析」をテーマに
卒業論文を執筆しようと考えています📝

日本経済を考えたときに、為替レートによって
貿易取引や経常収支が変化したり
株や証券、債権といった金融資産の収益率が
変化したりと日本経済と為替レートとは
切っても切れない縁があるのです💝
(円💴だけに・・・)

経済ショックによって
為替レートが変化すると
その影響は私たちの生活に大きく影響します

だからこそ、為替レートの安定性を
担保するような為替介入はマクロ経済政策に
おいても非常に重要な意義を持っていると
推測しています

決して学部生が楽して執筆できる
簡単なテーマを選択しているわけでは無いと信じています

ただ、この卒業論文をやり切ることが
私の学生生活の集大成となることは事実なので
最後までコツコツと取り組んで参ります🔥

卒論のメインテーマ🌟

私は現在、経済学部に所属し
マクロ経済学・計量経済学を専攻しております
就職活動も終了したので、前期期末テストを完了できたら、あとは卒業論文を書き上げるだけになります🔥

私が今回の卒業論文で取り上げるテーマは
【1988年以来のドル売り・円買い為替介入の実施】という日本の為替介入政策の効果を実証することです

急激な円安傾向に直面して
2022年9月と10月に財務省は外国為替市場への介入(以下「為替介入」)を行いました

直近のドル売り・円買い介入ということになると、1988年6月まで遡ることになります📝

円の対ドル為替レートは、本年3月上旬には115円前後でした

しかし、しかし、その後円安が進行し
4月には130円、9月には140円とものすごいペースで円安が進行していったように思います

これは、アメリカ経済のインフレ抑制に対する利上げや、その他経済情勢などが相まって為替レートに減価圧力がかかっているのでしょう

円レートがさらに146円に接近した
2022年9月22日に1回目の介入
また152円に接近した10月21日と24日に2回目の介入が行われることになったのです📝

財務省によると、為替介入の規模は
9月22日は2兆8382億円、10月21日及び24日は6兆円3499億円を記録しました

この規模は、2011年11月における「円高是正」を目的とした介入額には及びませんが

1998年6月のドル売り・円買い介入時のそれを大幅に上回るもの介入であったとされています
すなわち、今までの歴史の中で最も大規模な「ドル売り・円買い」介入であったということになるのです

不胎化されなかった為替介入の真実

マネタリーベースが減少しているという事実は、ある意味では不思議です🤗
これは、本当に議論の余地があるテーマになります
もし日本銀行が金融緩和を維持することを
目的としているのであれば、ドル売り・円買い介入によるマネタリーベースへのマイナスの
影響を不胎化する(打消す)ために
資産買入等を行って日銀当座預金残高を回復させるはずです
もし不胎化しなければ(=非不胎化介入であれば)、金融引き締め効果をもたらしてしまうからです💦

この【金融緩和と為替安定を同時達成することの困難性】が意味するところは、以下の通りです

財務省の為替介入に際して、日本銀行は
その影響を不胎化しないことによって、それを側面支援したということのように解釈せざるを得ません

金利が上昇することを許容することによって、資本流出圧力を抑制し、円安に歯止めをかけようとしたというメカニズムを考慮したことになるのです

このような情勢のなかで
為替レートが円安になることを抑制しようとすることは、容易に達成できる政策目標ではありません

経済理論的に、大きくずれてしまっている点があることも事実なのです💦

外国(FRBやECBな)での利上げやそのペース(あるいはそれらに対する期待)に変化があればまた状況が変化することは想定されますが、そうでもない限り、基本的には国際金融のインポッシブル・トリニティー(自由化資本移動、独立した金融政策、安定した為替レートの同時達成の不可能性)が作用するはずだからです


24年ぶりに実施された円安介入政策について私は卒業論文でテーマとして取り上げていきますが、改めてこの現象はレアな経済状況であるということを再認識できたような気がします

一日1論文を読むことができるように、いろいろとスケジュール調整をしていきたいと思います
また、会計制度なども念頭において、一生に一度の卒業論文にこだわりをもって取り組みたいと思います

しっかりと先行研究の論点や実証分析の手法を理解し、新たな発見ができるように取り組んでいきたいです

参考文献は以下の通りです📝

本日の解説は以上とします
今後も経済学理論集ならびに
社会課題に対する経済学的視点による説明など
有意義な内容を発信できるように
努めてまいりますので
今後とも宜しくお願いします🥺

マガジンのご紹介🔔

こちらのマガジンにて
卒業論文執筆への軌跡
エッセンシャル経済学理論集、ならびに
【国際経済学🌏】の基礎理論をまとめています

今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます📚


最後までご愛読いただき誠に有難うございました!

あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏

この投稿をみてくださった方が
ほんの小さな事でも学びがあった!
考え方の引き出しが増えた!
読書から学べることが多い!
などなど、プラスの収穫があったのであれば

大変嬉しく思いますし、投稿作成の冥利に尽きます!!
お気軽にコメント、いいね「スキ」💖
そして、お差し支えなければ
フォロー&シェアをお願いしたいです👍
今後とも何卒よろしくお願いいたします!

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