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【ビジネスの共通言語🧮】簿記の魅力や学習するコツって何だろう?🔥:日経新聞解説 2023/12/28

日本経済新聞の記事で
注目したい内容がありましたので
記事にしたいと思います💖

長いですが、目次をご活用いただきまして
どうぞ最後までご覧ください!

スキリングで簿記を学ぶ、企業財務の理解深まる、EYビジネスパートナーディレクター吉野博貴氏(仕事に効くスキル)

 社会人などのリスキリング(学び直し)が注目され、簿記に関心を持つ人も多いだろう。簿記は細かくて難しい印象を持たれがちだが、万国共通のビジネス言語として古くから使われ、会計の基礎を理解するうえでも役立つ。簿記の魅力や学習するコツは何か。EY税理士法人の関連会社のEYビジネスパートナー(東京・千代田)の吉野博貴ディレクターに聞いた。

 ――そもそも簿記とは。
 「家計簿のようなイメージを抱く人も多いだろう。家計簿は単式簿記で入金や出金を記載する。銀行通帳などもこの類いだ。一方、企業会計では複式簿記が使われ、原因と結果に分けて記載する。たとえば、商品を現金10円で販売した場合は『借方 現金10円 貸方 売上10円』と仕訳する。10円の売り上げが原因で、10円の現金受領がその結果だ。このように日々の経済活動を記録することで財務諸表ができあがる」

 「簿記の歴史は古く、複式簿記の文献では『近代会計学の父』と呼ばれる中世イタリアの数学者、ルカ・パチョーリが執筆した『算術・幾何・比及び比例全書』が知られている。500年以上も前の原理が、現在の複雑な経済取引にも対応しており、簿記のすごさを感じる」

 ――簿記を学ぶ利点は。
 「企業は売上高や利益、資産や負債を記載した財務諸表を作成する。1年間の財務状態や経営成績を表したもので上場企業は開示が義務付けられている。これをみれば『A社がもうかっている』『B社の経営が不振だ』などが簡単に判断できる。簿記の学習経験がなくても、財務諸表はある程度理解できるが、簿記を学習すれば財務諸表がより深く理解できるようになる」

 ――具体的に何が分かるようになりますか。
 「資産や負債を記載した貸借対照表や、売上高や利益を記載した損益計算書の数字が単なる羅列ではなく、色々なつながりや意味が見えてくる。両者はどのように連動するかなど、初歩的な簿記を学習するだけでも実感をもって理解できる。同じ業界でもA社とB社の違いが、論理的に具体的な理由を導き出せる」

 「世界に目を向けると、企業の会計基準には、日本基準のほかに国際基準や米国基準など様々ある。会計基準の違いにかかわらず、その原理となる簿記の考え方は万国共通だから、簿記を勉強することで世界中の会計基準を理解する基礎が身につく。簿記はビジネスの共通言語ともいわれるゆえんだ」

 ――簿記は苦手意識を持つ人が多いです。学ぶコツは。
 「闇雲に仕訳を学ぶのではなく、全体の流れや仕訳をした後の流れなど、おおまかなシステムの把握が大切だ。最初からこういう取引はどのような勘定科目を使って、どのように仕訳をする、ということばかりに執着すると、全体が見えなくなる」

 「最近はユーチューブなどでも簿記の解説動画は多く、そうした動画を活用することも有意義だ。ある程度学習が進むと、加速度的に理解が深まる。経済取引は非常に複雑だが、簿記はどんな取引であっても単純化させられる。株式投資をしている人なら、チャート分析だけでなく、投資先の財務諸表を見て、売上高や当期純利益などを企業間で比較してみてもよいだろう。会社の安全性を見るために、自己資本比率などを自分で算出してみるのも面白い」

AI利用も人の判断必要

 ――人工知能(AI)の進化もあり、簿記は機械に任せればよいという意見もあります。
 「AIによる既存の経理業務の代替は今後、ますます進む。特に集計作業などの単純作業はAIを導入すれば人間は不要になるかもしれない。ただ処理結果の確認や数字の持つ意味の分析などの業務は、引き続き人間が担う作業で、簿記の知識が根本的に不要になることはない。また判断という領域も今後AIがますます利用されるようになるが、人間の判断ロジックをAIが模倣したものである以上は、人間の簿記の知識に基づく判断が不要になることはないと考える」

 「ビジネスの数字はまさに生き物で、経営者を含む財務諸表の利害関係者にとって、過去の事例などのパターンからのAIによるインサイトだけでは不十分だ。直面している様々な事象を考慮しながら数字のもつ意味についてより深く考え、判断をする必要がある」(中略)

 よしの・ひろき 2007年千葉大卒。
税理士事務所勤務を経て、大手会計事務所で外資系企業向けの会計アウトソーシングビジネスを手掛ける。22年にEYビジネスパートナーに入り現職。米国公認会計士。

2023/06/07 日経産業新聞 15ページ

記事に対するコメント📝

今回は「簿記を勉強すこととの大切さ」について理解を深めていけるような内容をピックアップしました📝

私も現在、日商簿記検定2級の取得を目指して適宜勉強を進めておりますが、基礎的な会計の知識を学ぶことは大切であるなと実感しております!

加えて、こちらの本も読み終えているのですが

ただ会計の知識だけを会得することが、私の目的ではなく、今後の仕事において活用できるための思考法などを読み進めていくことが大切であると考えています💗

まさしく、今回の記事でも言及されていますが
会計学の基礎知識を会得するだけでも、資産や負債を記載した貸借対照表や、売上高や利益を記載した損益計算書の数字が単なる羅列ではなく、色々なつながりや意味が見えてくると思います
そして、この両者はどのように連動するかなど、初歩的な簿記を学習するだけでも実感をもって理解できると思います

加えて、同じ業界でもA社とB社の違いが、論理的にかつ数値の分析から具体的な理由を導き出すことができるのです✨

簿記はビジネスの共通言語ともいわれるゆえんは、企業の会計基準には、日本基準のほかに国際基準や米国基準など様々あるものの、それらの会計基準の違いにかかわらず、その原理となる簿記の考え方は万国共通だからです!

来年4月から社会人になる立場として、簿記の知識をたくさん付けていきたいです💗

前回ご紹介した記事💖

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こちらに24卒としての私の就職活動体験記をまとめたマガジンをご紹介させていただきます👍
様々な観点から就職活動について考察していますので、ご一読いただけますと幸いです

改めて、就職活動は
本当に「ご縁」だと感じました
🍀

だからこそ、ご縁を大切
そして、選んだ道を正解にできるよう
これからも努力していきたいなと思います🔥

最後までご愛読いただき誠に有難うございます!

あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏

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