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何気ない一言に。



皆さんは、何気ないひと言に、傷ついたり、救われたりしたことありますか?


相手に悪気が無いのは分かってるんだけど、
傷ついちゃった経験あると思います。
(悪口、陰口、誹謗中傷なんてものは論外)


昔言われた、何気ないひと言



「笑わない方がかっこいい」


高校3年生の頃、
クラスの仲良かった女子に言われた言葉。

特にその人に対して怒りの感情とかが
ある訳でもないんだけど、


鏡を見た時とかに、
この言葉は今でも思い出す。


多分その人からしたら、ほんとになんの意味もない言葉で、傷つける気なんて全くなかったと思う。
本当に何も考えずに出た一言だと思う。


だから多分、
その子は、もうそんな事覚えてないだろう。


そんな事を考えた瞬間、急に怖くなった。


知らない事の怖さ


知らないって怖い。

僕は、今までの自分の言葉で、
どれくらいの人を
どのくらい傷つけてきたんだろう。



僕みたいに何気ないひと言を
3.4年ちゃんと覚えてる人がいるかもしれない。

僕の言葉が、
誰かの心にずっとはりつく可能性があるんだ。


知らなかったじゃすまされない。


人への言葉は気をつけてる方だけど、
多分、僕の言葉で傷ついた人もいると思う。


そして、僕はそれを知らないし、覚えてすらない。


怖すぎる。気をつけないと。



海外の文化


しかし、今この世の中、色んな人がいる。


自分にとっては褒めたつもりでも、
相手にとってはコンプレックスに触れられたと
思う。

そんな事があるかもしれない。


どこが相手にとって言われたら嫌なことなのかは、
他人には分からない。



そんな中、海外の好きな文化がある。

「人の容姿にあまり触れない」という事。


日本だと、
「顔小さいね」
「目が大きいね」
「鼻高いね」
「痩せたね、太ったね」
「肌白いね、黒いね」

こんなセリフを会話の中でよくみかける。


反対に、

こっちの人は人の容姿についてあまり触れない。



みんな違うのが当たり前だから。



それに、相手にとってはコンプレックスかもしれないし、差別に繋がるかもしれないという事で
容姿について触れないようにするらしい。




勿論、仲良くなって容姿を褒めたい場合もある。

そんな時は、


〇〇素敵だね
〇〇好きだな
すごい〇〇似合うね


みたいな感じで、こっちの人は褒める。
こういう言い方だと、たとえコンプレックスだったとしても嫌な気持ちはしないよね。

これが海外の好きな所。




だけど、
正直めんどくさいなーと思った人もいると思う。
いちいち色々考えて喋らないといけないのかと。



けど、これから多様化が進むにつれて
どんどんそうなっていくんだと思う。

多様性のある社会

性の多様性、食の多様性、働き方の多様性、美しさの多様性、など色々な多様性がある現代。


同性が好きな人、
生物では無い物に対して恋愛感情を持つ人、
動物性のものを食べない人、
移民、障害を持つ人、

などなど色々な人がいる。



多様性って
「みんな違ってみんな良い」
「色んな人がいていいんだよ」

みたいにすごい良い、生きやすい世界
みたいに言われているけど、


実際は、


「色んな事が認められる」

の前に、

「色んな事に気を遣う」
そして
「色んな事を許し合う」社会になると思う。

つまり、グレーな事が多くなる社会だと思う。

(これについては、
長くなりそうなので詳しくはまた別のnoteで)

 


今までみたいに、男はこう。女はこう。
みたいに白黒つけられなくなる事が増えてくる。



白黒つけた方が楽だし、何も考えずにすむ。


だけど、こんなにも色々な人がいる世界で
そうはいかない。

この多様性のグレーな世界で、
どのように相手の事を考え、尊重して、
誰もが安心して暮らせる社会にしていくかを
考えていかなければいけない。

と思う。

 
そして、そんな世界で
知らない間に、自分の言葉が人を傷つける事がないように気をつけようと思う。







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