ヘルスエデュケーション~子どもの健康意識を高める方法~
子どもの健康意識を高めるにはどうしたらよいですか? これはよく聞く質問ですし、すべての子どもに高めてもらい、日本や世界の未来を元気にしてほしいと心から願っています。とは言っても、子どもに健康の大切さを教えても伝わらないといった悩んだり、不健康な生活を将来送ったらどうしよう、と心配ですよね。あまり健康を子どもに押し付けても、窮屈になっちゃうんだよ、と思いますよね。健康は大切ではあるのは頭でわかってるけど、どうすればよいのかがわかりにくいということが課題です。
この問いに対する私の答えは、親自身が健康意識を高め、元気に楽しく生きるに努めることです。子どもは親との接触する時間が最も長く、親の言動の影響を受けやすいです。親が健康になる姿勢を子どもに見せれば、子どもは自然に身に付く確率が高くなります。私は以前、子どもが甘いものばかりを食べているのを見て、「糖尿病になって眼や腎臓等が悪くなっちゃうよ。」と言ったことがありますが、全く響かず、何言っているだという様子でした。子どもがある程度大きくなれば、理解することができますが、小さい子どもには難しいです。しかし、三つ子の魂百までということわざがあるように、子どものうちから健康意識を高めておけば、大人になってより効果を発揮しますし、次の世代にも受け継がれます。これは、何事にも代えがたい貴重な財産です。
一方で、反面教師という言葉があり、親があまりに心身に気を使わず、不健康になっているのを見て、子どもがそうならないように健康意識を高めるケースがあるかもしれません。確かに子どもが親を反面教師にするケースもあるかもしれないが、親に似たり、親が子どもにしたことが引き継ぐケースが多いと感じます。悲しい例でありますが、どの国でも虐待を受けた子どもが、虐待をする親になる確率は7割であるそうです。(下記の日本子ども支援協会様のURL参照) 自分が虐待を受けて大変だったから、子どもにはしないとならない可能性があります。もちろん、子どもにしないケースも知っていますし、これは間違いであるという意見も聞きます。
https://npojcsa.com/topics/iwasa/20200721.html
私自身も父から怒鳴られるのが嫌でそうならないと決めても、子どもに怒鳴ったときは、はっとし、自己嫌悪に陥ります。「親父と同じように怒鳴っている。」と。あとは、洗濯物の干し方、料理の味付け等、親と同じやり方を踏襲するケースが多いそうです。良くも悪くも人生で最も影響を受けるのは遺伝子的にも環境的にも親なのです。
巷では健康なるメソッドがたくさん紹介されています。特にコロナの時代、色んな情報が飛び交っています。しかし、複数の権威のある人が真逆のことを言ったりして、混乱することがあります。どれが正解かはわかりませんが、一番大切なのは、自分自身が健康意識を高め、実践して、その姿を子どもに見せることです。例えば、歯を丁寧に磨く、栄養バランスがとれた食事をする姿を見せたり、一緒に散歩等の運動をすることです。更に、心と体をベストの状態にすることに努めるのが何より大切であるのを言葉で子どもに伝えることです。理解しなくても、ことあるごとに伝え、子どもの意識に刷り込むことです。また、子どもは、いくつになっても親が健康で、元気に楽しく生きてくれると嬉しいもので、自分もそうなりたいと思ってくれます。まずは、「親から始めてみましょう」。健康な人が多い世界になることを願っています。
このテーマについては、また書きたいと思います。長文を読んでくださり、ありがとうございました。
子どもも大人も健康な生活を送られるメソッドを開発しています。メソッドの5原則をお伝えします。皆さんも「楽しく」学んで、子どものうちから健康意識を高め、人生100年時代を楽しく元気に生きませんか。よろしくお願いいたします。