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脳がみるみる若返る!知らなきゃ損する「わさび」のチカラ

本わさびには、驚くべき健康効果が秘められているのをご存じですか?最近の研究では、脳の認知機能を高めるチカラを持っていることが明らかになり、その価値が再認識されています。
 
ただし、「スーパーで見かけるチューブわさびではなく“本物の本わさび”を選ぶことが重要」と、わさび博士・奥西勲氏。本わさびの秘められた力と現状についてうかがいました。

わさびで脳が元気になる!

昔は薬草として使われていたほど、強い薬効のある本わさび。わさびのもつ抗炎症、抗酸化作用には、様々な健康不調を改善する働きがあります。
 
「植物由来の食材には、抗酸化作用や抗炎症作用が少なからずあるのですが、デトックスや抗酸化酵素の誘導作用は、20種類以上の野菜を調べた中でわさびの効果がトップクラスだったんです」
 
中でも注目したいのが、本わさびの根茎に含まれる「ヘキサラファン」という成分。ヘキサラファンは有害な活性酸素の発生を抑制し、脳細胞が傷つくのを防止。認知機能を向上させることが基礎実験だけではなく、臨床試験でも明らかになっています。
 
下の二つのグラフは、脳検(※脳活性度定期検査<株式会社脳活性総合研究所>)による「脳年齢」と「偏差値」の変化を表したもの。40代から70代の年代別平均値によってスコアを割り出すもので、脳年齢が若いほど、そして偏差値が高いほど、脳の状態がいいと判断できます。検査に参加した89名は、ヘキサラファンが含まれる「わさびスルフィニル®」(サプリメント)を1日200mg摂取しただけで、30日後には脳年齢が実に3.4歳若返り、偏差値はなんと4.02もアップしたのです。

また、ヘキサラファンの健康効果は、脳に限ったものではありません。血液をサラサラにして血流を改善したり、花粉症やアトピーなどのアレルギー症状を緩和したり。解毒酵素の活性を高めることで、発がん予防も期待できるのだとか。
 
他の食材の場合、効果を発揮するにはかなりの量を摂取する必要がありますが、上質な本わさびであれば1日5g(小さじ1杯)でOK。日常的&継続的に、無理なく実践できるのも魅力です。

毎日の”わさ活”で健康に!

ただし、先にも触れたように、一般的な市販の常温チューブわさびには、残念ながらヘキサラファンはほとんど入っていません。健康成分もほぼ含まれていないのが現状。その理由は、これらの多くには本わさびの根茎部分はほとんど使われておらず、茎や西洋わさび、その他の食品素材などが使われているからです。
 
こうしたお手軽わさび商品の台頭もあり、日本原産の貴重な本わさびの生産は激減。2000年には国内で5000トン栽培されていたのに対し、現在では半分以下の2000トンにまで減り、現在も減少し続けています。
 
「このままでは大切な日本原産の本わさびが海外産に取って代わられる可能性すらあります。実際に野生種の多くはすでに失われてしまって、ほんの数種類が大学の先生や地域の農家さんのおかげで守られているのが現状です」
 
お寿司や蕎麦など、和食のスパイスとして欠かせない本わさび。美味しいだけではなく、驚くほどの健康効果があり、なおかつ日本の農業を支援することになるのなら、ぜひ積極的に摂りたいですね。
 
奥西博士の著書『わさびで脳が元気になる』では、本わさびのチカラをより詳しく解説しているほか、「〇〇をわさびに替えるだけ」の使い方バリエや、料理研究家・きじまりゅうたさんの絶品わさび料理レシピなども掲載しています。
 
「毎日の“わさ活”で、ぜひ食卓を豊かにし、健康に役立てていただきたいと思います」
 
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●PROFILE●
奥西 勲(金印株式会社・農学博士)

奥西勲 : 農学博士。金印株式会社開発本部本部長、機能性ビジネス研究所所長。1995年名古屋大学大学院理学研究科修士。調味料メーカーを経て、1998年金印株式会社入社。わさびの機能性研究を進め、研究成果を生かしたサプリメントや化粧品の開発も手がける。2022年鹿児島大学大学院博士課程修了
 
▼構成・執筆/株式会社フォーウェイ

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