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痩せる?痩せない?L-カルニチンの話

こんにちは
健康家族ちゃんねる の ひかるです。

今回は
「ダイエットしたい」
「身体を軽くしたい」
「痩せたい」
「キレイになりたい」
「長く健康でいたい」
と思っている人や家族や友人にそういった方が
いるなら知ってるといいよねって話です。

⌛この記事は約9分でお読み頂けます⌛

前回の記事にも登場しましたL-カルニチン。
知らない人からはこれは一体なんなの?
知ってる人からはわざわざ摂る意味が無いんじゃないの?
そんな振り幅のある声を頂いたので、
私見も交えて記事にしてみました。

本編の最後のおまけでは
男女別カラダの節目年齢と
どんな変化が訪れるのか?を
一覧にして載せておきました!
お楽しみに★


L-カルニチンとは❓

まずは今回の主役『L-カルニチン』がなんなのか?
って話からですね。

材料

L-カルニチンは、必須アミノ酸のリジンとメチオニンを材料に肝臓で
生合成(生体内で簡単な化合物から複雑な化合物が作られること)
される遊離アミノ酸です。
ざっくり言うと要はたんぱく質です。

脂肪燃焼を目的に使用されたり、筋トレなどの運動パフォーマンス向上を
期待してサプリメントによって摂取されることも多いです。

作用

以前の記事でも書きましたが
L-カルニチンの主たる働きは
「脂肪酸をミトコンドリアまで運搬すること」

ミトコンドリアは糖や脂肪を燃料にして
エネルギーを作り出す工場。

脂肪酸は脂肪を分解して
燃やしやすい状態にした脂肪なので、

【燃やしやすい状態にした脂肪を
ミトコンドリアという工場に運ぶトラック】
という大切な働きなわけです。

たとえ脂肪がたくさん分解されようとも、
たとえミトコンドリアが活性化しようとも、
L-カルニチンが居なければ
分解された脂肪はミトコンドリアに
届くことも無ければ燃えることも無いわけです。

ちなみに郵便と同じで運ばれなかった脂肪酸は
もとの脂肪の貯蔵先へと返送されて
分解前の脂肪の状態へと戻ります。


脂肪燃焼サプリとして一躍
スポットライトを浴びたり、

糖質が空になっても脂質がちゃんとエネルギーとして
使えるから運動中のエネルギー産生効率が上がって
パフォーマンスが高い状態を維持できたり、
それにより筋肉の疲労を軽減できる。
という可能性を持つのがL-カルニチンというわけです。

副作用

ちなみにほとんどの人の場合、
2g/1day内におさまっていれば
特に問題ないとされています。

3g/1dayを超えると
吐き気、胃部不快感、頭痛、痙攣、
動脈硬化、生臭いような体臭などの
症状を訴えるケースが報告されています。

全部嫌だけど生臭いのは
種類が違うイヤさですね💦

21日間、3g/1dayを超えても何もなかった方も
いるそうですが、おおよそこの辺りが
1つの指標となる量ではないかと考えられています。

食べ物

L-カルニチンを多く含む代表的な食べ物が
以下です。こうやって見るとたんぱく質だね
っていうのが一目で分かりますね。

  • 羊肉: 167.8mg/100g

  • 鶏レバー: 94mg/100g

  • 牛肉: 76mg/100g

  • 豚肉: 21mg/100g

  • 魚: 5mg/85g

  • 鶏肉: 10.2mg/100g

  • ミルク: 8mg/227ml

  • 豆類: 5.7mg/100g

  • アイスクリーム: 3mg/120ml

  • チェダーチーズ: 2mg/57g

    2g摂ればいいよねって思うけど
    羊肉を1kg食べても
    足りないんですよね(;^_^A

🔥L-カルニチンを摂取したら

(;^_^A
痩せるんじゃないの❓

ここまで読んで頂けると
あ~だから痩せるのね!!と思われる方が多いと
思うのですが、ところがどっこいな話がありまして
一概にL-カルニチンで体脂肪とさよなら!!
とも言えぬ部分もあるわけです。

それが知ってる人からしたら
果たしてわざわざ飲む意味とは??
という感覚にも繋がる所でして、、、。

いくつかに分けて書いていきますね。

🙄実験してみたけどなんともなケース

①15名の男性が4週間。90分間のサイクリングを行った研究
L-カルニチンを摂取している人と、摂取していない人の間で
脂肪燃焼に有意な差は認められませんでした。

②38名の女性が8週間。週4回の運動を行った研究
L-カルニチンを摂取している人と、摂取していない人の間で
体重減量に有意な差は認められませんでした。

😄実験してみたら差が見られたケース

①高齢の肥満の方を対象にした研究
L-カルニチンの摂取によって約1.3kg程度多く、
体重減量の効果が認められたとされています。

②複数の研究結果では高用量&長期投与で、
いくつかの効能が認められたとされています。
簡易的にまとめると、以下の項目になります。

  • 回復傾向:運動後のダメージ回復を早めたり、運動による筋肉痛を軽減する傾向がある

  • 筋肉への酸素供給:筋肉に対する酸素供給を高める傾向がある

  • 持久力:一酸化窒素の産生を促し、運動による疲労や不快感の軽減につながる傾向の可能性がある


とまぁこんな感じに。
理屈的には脂肪燃焼の働きに寄与してるのですが、
摂取したから再現性を持って脂肪の燃焼効率が
上がっているのか?みたいに現象ベースで
比較するとなんとも渋い感じ。

ですし、たんぱく質とビタミンCを
ちゃんとその人にとって足りる量を
摂取できていて肝機能がそれなりならば
そもそも自分の身体で作れるもの。

なのでこの辺りを知っている人からすると
渋い効果のものを
わざわざランニングコストを払って
外から取り入れるのも。。。
マルチビタミンとプロテインでも良くない?
という声があるのも実際の所。

ただ、近年ではミトコンドリアの数が多いと言われている
生殖細胞や心臓、脳などに関連して

卵子や精子の活動が活性化や
心不全の発症と死亡率の低下、
脳の認知機能低下の改善と学習能力の向上
などの報告が上がってきています。


まとめ

以上、
痩せる?痩せない?L-カルニチンの話 でした。

まだまだ色んな研究によって
重要度や必要性が分かってきそうな
未知が多いけど脂肪燃焼自体には必要という
L-カルニチン。

ここまでだと結局良いの?良くないの?どっちなの??
となんだか、スッキリしない感じではありますが、

個人的な意見としては
「年齢を1つの基準として試す」。
冒頭でも少し書きましたが
L-カルニチンはアミノ酸を
素材に肝臓で作られます。

肝機能やエネルギー代謝の機能は20歳前後をピークに
徐々に低下していくと考えられていますが、
だいたい50歳前後で一度ガクンと下がる人が多いようです。

黄帝内経(こうていだいけい)という
現代の東洋医学の教科書のベースとなっている文献にも
「女性は7の倍数」「男性は8の倍数」の年齢を節目に
体に変化が訪れるという旨の記述があり、
その中でも

男性は40歳が衰えが見え始める年齢、
女性は35歳が容姿の衰えが見え始める年齢

として1つの目安にされています。

そこから
男女ともに50代は肝氣が衰え始め、
イライラや眼の疲れへの注意。
肝氣を補ったりストレスケアを心掛けましょうと
2000年以上前から云われているんですよね。

なので50歳前後の方や
年齢でなく過去と現在の自分比で
「昔よりもなんか痩せにくくなったな」
と感じられたりするようなら試してみても
良いと思います。

つまるところ個人差、個体差があるものなので
「一定期間、試してみて変化が見られないなら
L-カルニチン以外の要素や状態はどうか❓」を
考えていけばOK。

私の整体のお客様でも
L-カルニチンを意識的に摂りはじめてから
筋肉の質感が柔らかくなったり、
お腹周りや二の腕、あごや首回りとかが
スッキリされてきた方も実際にいらっしゃいます。

「L-カルニチン以外はどんな要素があるの❓」という方は
コチラに5ステップで書いてあるのでぜひ読んでみてください。


「私は日常生活では
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ダイエットしたい人やプロポーションにお悩みの方が
お近くにいらしたら話のネタとしてぜひ教えてあげてください。

そうやってこの記事を読んでくれた方や、
その方の家族や大切な人にとって
こういった情報や知識が健康を守ったり、
豊かになっていく手助けとしてお役立て頂けたら嬉しいです。

おまけ

🚹男女別カラダの節目年齢🚺

男性のカラダの節目年齢

女性のカラダの節目年齢

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