インフルエンザ予防接種をする時は体調調整をちゃんとやろう。
今年もやりました。
インフルエンザ予防接種。
インフルエンザワクチンの効果は摂取した2週間後くらいから4〜5ヶ月といわれています。
例年流行するのは12月から年をまたいで2月末くらいまでがほとんど。
そうなると11月末から12月上旬までにインフルエンザ予防接種するのがベストということになります。
さて、インフルエンザ予防接種時、僕はよくこう注意されます。
「予防接種後の運動は控えるように」
お構いなしに走ると思われているのでしょうか・・・
でも、ハッキリとした理由があるはずです。
今回は「予防接種後の運動」も含め、注意点をまとめてみます。
■予防接種を受けた後の基本的な注意事項
写真は毎年予防接種とセットでもらっている注意事項が書かれている紙。
ここから予防接種を受けた後の一般的な注意事項を抜粋します。
・予防接種を受けた後30分間は、急な副反応が出ることがあります。医師とすぐ連絡を取れるようにしておきましょう。
・インフルエンザワクチンの副反応の多くは24時間以内に出現しますので、特にこの間は体調に注意しましょう。
・入浴は接種後1時間後からは差し支えありませんが、注射した部位を強くこすることはやめましょう。
・接種当日はいつも通り生活しても構いませんが、激しい運動や大量の飲酒はやめましょう(接種後1時間は安静にすることをおすすめします)。
いろいろ書いてありますが、一言で言ってしまえば
「予防接種したら余計なことはせず安静に」
というところでしょうか。
ランナーを始め日頃から運動している人にとっては「激しい運動はしない」というところは注意しておきたいところです。
なぜ激しい運動はダメなのか。
それはワクチンによって十分なインフルエンザウイルス抗体を作るためにはカラダが元気な状態でなければならないからです。
カラダが疲れていてはダメ。
駅や家の階段を上り下りしたり、駅まで歩いたりといった日常生活の中で行う(行ってしまう)軽い運動は問題ありませんが、ジョグでもやめておいた方がいいでしょう。
■予防接種前後のトレーニングはどれくらいがいいのか?
ワクチンによって十分なインフルエンザウイルス抗体を作るためにはカラダが元気な状態でなければならないからです。
このようにいわれている以上、予防接種前後のトレーニング強度は注意した方がいいです。
午前中に距離走などのトレーニングをして、午後時間ができたから予防接種に行ってきた、とか日中に予防接種したけどトレーニングしたいから夜に走った、というのはやめましょう。
疲労がカラダに残った状態ではワクチンの効果は十分に発揮されません。
そうなるとレース前後の調整と同じような感じになりますかね。
予防接種前日は午前中のうちに最終調整のジョグや刺激入れのペース走くらいに走るのを留めるか休養にする、午後は完全休養。
十分に睡眠をとり、予防接種当日はトレーニングなし。
そして翌日は軽めのメニューにして、予防接種した2日後から通常メニューに戻す。
これならば問題ないでしょう。
■まとめ
予防接種をしてカラダの中に十分な抗体を作るためにはカラダに疲労感を残さないようにするのが重要です。
そして体調を万全にする必要があります。
十分な抗体を作るためでもありますが、インフルエンザ予防接種の副反応が起きてしまったことも考えると接種した当日はできる限り運動はしないことが必要でしょう。
また、大人は飲酒にも気をつけたいところです。
今回の記事を書くにあたり、参考にしたサイトの一つにはこのように書かれていました。
大人で最も気を付けたいのは、飲酒です。厚生労働省のガイドラインでは、予防接種後の飲酒がはっきりと禁止されているわけではありません。しかし大量に飲んでしまうと、副作用が出た場合に悪化させたり、長引かせたりする恐れがあります。接種した当日はもちろんのこと、できれば2、3日は大量の飲酒は控えましょう。
※健栄製薬HPより抜粋
たかが予防接種、されど予防接種。
予防のためにやったことが、自分の体調を悪化させるキッカケになってはいけません。
皆様もご注意ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。