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不調だったのに、フォーム修正をしたらセカンドベストが出た話。800mの記録が5日で2分6秒から2分3秒になった訳。

8月に入り、トラックの記録会が増えてきていますね。
先日「厚底シューズが使えなくなる!」という記事の中で紹介した「ホクレンディスタンス」が開催されてから、徐々に増えてきているように思います。

学生も記録会が始まりました。
今年高校生になった息子も先日やっと初戦を迎えました。

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中学では800mで県の決勝で戦える選手でした。
そのため高校に入っても陸上800mをやり、サッサと自己ベスト2分3秒49の更新をするつもりでいたのです。

しかし、結果は「2分6秒21」
落ち込んで帰ってきました。

そこで走っている動画を見せてもらい、原因を分析してみることに。
(無観客試合なので陸上部員がとった動画です)

でも、スタート100mの走り方で、記録が出ない理由がわかりました。
その理由を伝えた後、フォームを修正する方法を教え、その日は終了。

あとは部活の練習で修正したフォームを確認してもらいました。

そしてフォーム修正方法を教えた5日後の2戦目。
家を出ていく前に

「記録は気にせず教えたことだけ注意してな」

とだけ伝えました。

結果は・・・・

「2分3秒(手動)」

フォーム修正だけ注意するだけでも、これだけの効果が出ました。
勝負所でスピードをあげていれば2分2秒台は出たでしょう。
何はともあれ、自信喪失しなくてよかったです。


そんなことがあり、秋の新人戦に向けてなんとか上昇気流に載せることができた訳ですが、僕は何を教えたと思いますか?

実は特別なことは教えていないんです。
教えたのは以下の2つだけ。


1.姿勢をよくすること。猫背厳禁。
2.肩甲骨のストレッチをしてヒジをシッカリひく。


初戦の動画を見た時、姿勢が悪いためかビックリするほど上半身が動いておらず、足の力だけで走っているのがわかりました。
(足の力だけで2分6秒を出すのもすごいと思うが)

そこで上半身に意識がいくように姿勢をよくすることを常に考えるようにしてもらい、その上で腕をシッカリ振るために肩甲骨周りを柔らかくして、ヒジを引きやすくするようにしたのです。

そうすると、不思議なことに骨盤も動くようになってきます
上半身と下半身が連動して動き出すんですね。

高校に入学してウエイトトレーニングもするようになっているので筋力は中学の時より飛躍的に上がっています。
そのためフォームを意識しただけでセカンドベストが出せたということになったのです。

そして第二段階として、息子には以下の本を読むように言っています。

どうしても力みがちなので、意識を筋肉ではなく骨にむかせて、力任せに走ることは無駄だということをわかってもらえればいいなという思いからです。

僕もこの本を読んで走りが変わりました。
そのことに関して以前記事を書いています。

息子はあと1回記録会に出た後、県新人戦支部予選になります。
県大会本戦にむけ頑張ってもらいたいものです。

親父もロードレースが再開されたら自己ベストを出せるようにトレーニングしていきます。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。