コロナ下での海外留学はどう考える?

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コロナ下での留学はどう考えればいいですか?

日本では緊急事態が延長されました。コロナの影響はまだ強いなかで、海外留学は行く?行かない?どう考えればいいですか。

先日学生からこの相談がありました。皆さんによい参考になればと思い、少し相談の内容をシェアさせていただきます。

まず現状のことを少し理解しておきましょう。

コロナの影響で新規留学生が減少したが、奨学金は減っていない

確かにコロナの影響のなかでは、日本の大学だけでなくほぼ全世界の主要大学も、以前と比べて新しい留学生がだいぶ減ったようです。ある程度のリスクが伴うので、皆さんもよく理解していると思います。
ところが、世界の主要大学特にTOPクラスの大学たちは、留学生が減少したにも関わらず、実は留学生にとって魅力的な給付型奨学金の提供を減らしていません。一部の大学は、むしろ全体の資源投入を増やしたようです。例えば、留学に興味があるがコロナで来られない学生に対しては、特別にオンライン指導を用意すること、またはローカルの学生と交流ができるオンラインシステムなどを新たに設置することなど、これらに資源を注いでいます。

私が担当している海外大学に香港科技大学という大学があります。アジア大学ランキングのなかでTOP5に入っている有名な大学ですが、一例として香港科技大学の「コロナ対策」をシェアします。

香港科技大学工学院の例、給付型奨学金+ハイブリッド授業+修得期間調整の自由度

香港科技大学工学院からの情報ですが、
・現在大学側、民間団体、香港政府が提供する給付型奨学金は減っていない
・昨年からずっとハイブリッド式の授業を実施していて、オンサイトの授業をオンラインでライブ放送する形なので、すでに大学にいる学生とコロナで来られない学生がリアルタイムで授業を聞き交流できる状態
・一部のMasterコースは、完全にオンラインで学位取得可能に
・修得期間の長いDoctorコースとともに、Masterコースも修得期間を柔軟に調整することが可能(必ずしも1年か2年で卒業しないといけないということはない)

これらを見ると、コロナで来られない海外学生に対してできるだけ柔軟に対応することがわかりました。

香港科技大学はアジアTOPクラスの大学の一つなので、おそらく他の主要大学も同じようにしていると考えます。

コロナの収束がまだ見えていない、海外留学はどうする、やめる?

コロナのニュースばっかりで一つ忘れてしまうかもしれない大事なことがあります。それは留学そのことです。
留学はただ英語力向上、学位取得、知識習得だけでなく、人生に大きな影響を与えてくれることです。
もし留学について結構目標と目的が明確になっているなら、すぐ諦めず、留学を実現させる様々な可能性を探ってみることをお勧めします。

給付型奨学金がコロナの前とはほぼ変わっていないので、十分経済的サポートを得るチャンスがあります。
コロナの影響ですぐ海外の大学に行けなくても、試験を通して正規の学生になれば、ハイブリッド授業で英語や専門知識の習得は可能です。
修得期間を調整できる柔軟性を利用すれば、途中休学もでき、コロナが収束次第、実際に海外へ渡り留学を実感することもできます。

冷静に考えれば、できることはまだたくさんありますね。

コロナで留学する学生が減った一方、給付型奨学金獲得可能性が高くなる点を忘れなく

とても単純なことですが、給付型奨学金が減っていないなかで留学する学生がだいぶ減少したということは、給付型奨学金を獲得する可能性がだいぶ高くなることになります。

こういう理由でコロナ下での留学を大いに進めるわけではありませんが、それも事実かつ大事なポイントの一つなので、意識しながら留学を検討すれば良いかと思います。

とくに、正規の学生になると、コロナで海外へ行けない場合でも給付型奨学金はもらえるようです。その点も、留学先の大学によく確認しましょう。

コロナの強い影響のなかで、必ずしも暗いというわけではなく、できることやチャンスがまだたくさんあります。ポジティブにいろんな可能性を検討すれば、きっと自分にあう道があります。

コロナのなかだからこそ、前向きに頑張りましょう!!

*無料の相談窓口↓
info@hkustengineeringjp.org
現在科技大留学の日本人OB・OGとともに留学経験をシェアして日本人の海外留学(とくに香港科技大学工学院留学)をサポートしています。留学などについてもし助言が欲しいなら、お気軽にご相談ください。

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